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横浜から安良里へ回航

初代唐草の回航の記録です。横浜ベイサイドマリーナから安良里まで3泊4日でした。

海の上では人には会いませんし、停泊した漁港も鄙びているので、ひと気の少ない環境に3日間いたことになります。

安良里は鄙びていてとてもいいところなのですが、回航3日目に到着したときは、賑やかな所に来たものだ、と感じました。それから土肥、沼津、三島だんだんウチに近づくにつれて、どんどん都会になっていって、駅から自宅まで歩いているときは、「こんなに都会に住んでいたのか。俺は」と思いました。



1997年10月30日(金)

明日の回航に備えて、前日の夜からベイサイドマリーナへ。
深夜のベイサイドマリーナに係留中の唐草



1997年11月1日(土)晴れ風力2

0630:ヨコハマベイサイドマリーナ出港。
1200:城ヶ島沖通過。
1650:伊豆の山並みに沈む日の入りが素晴らしい。空気が澄んでいて山の輪郭がくっきり。視程も素晴らしい。ほかにすることもないので、日の入りのグラデーションを堪能。日没後は星もきれい。
1930:稲取港入港。銭湯ののち飯。寿司屋で地魚にぎり。3200円。金目鯛のにぎりが珍味。
2100:就寝。

伊豆大島



1997年11月2日(日)晴れ風力6のち5 石廊崎を回ってからは3

0600:起床。風が強い。出港見合わせ。
1000:一度出港するも強風のため引き返す。風上に向かって港を出るのだが、機走で匍匐前進並みのスピード。風は北東。
1200:風が落ちて来たので、メインをツーポンにして再出港。
1330:下田沖を通過。

石廊崎沖で

1530:石廊崎を通過。石廊崎を通過後、鰹島の外側を通る。石廊崎を回ったとたんに景色が変わる。荒々しい景色になる。大きな岩山が海面からそそり立つ。そういう景色が続く。
1650:水平線上1センチくらいに雲があったが、とても綺麗な夕焼け。
1730:子浦入港。奥まったところにあって、とてもいい港だ。風も波も入ってこない。全くフラットな海面だ。悪路から舗装道路に変わった感じ。風呂は民宿泉荘のを500円で借りる。スナック四季で晩飯。いろいろ探したのだが、このスナック以外にメシを喰えそうなところがなかった。事情を話して晩ご飯を作ってもらった。うまかった。量もたくさんあった。3人で8000円。生ビール6杯込み。お店にいた漁師の人と話がはずむ。外に出ると星が綺麗。
2030:就寝



1997年11月3日(月)晴れ風力2

0600:起床。
0630:子浦港出港。波勝崎、松崎、堂が島を通過。美しい景色だ。海の感じも違う。外国でクルージングしてるみたいだ。
0900:安良里着。漁協に行って挨拶をし、係留場所の指示を得る。

安良里港に仮係留された唐草

1130:片づけ、昼食の後、安良里発(バス)710円
1210:土肥着
1225:土肥発(高速船)2500円
1300:沼津着。高安さん達とはここで別れる。
1305:沼津発(バス)200円
1330:三島着
1348:三島発(新幹線)
1420:自宅着

この3人で回航してきました


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