15-OCT-1993
内気で女の子とうまく口がきけない少年がいました(俺みたいだ)。彼は好きな人がいたのですが、 その思いを伝えられずにいました。伝える方法もよくわかりませんでした。 いろいろ想像はするのですがなかなか実行には移せませんでした。 ある日、 彼は意を決して彼女を海に誘いました。彼女はグズグズと返事を伸ばしていましたが、 天候を理由に彼の誘いを断りました。がっかりしている彼を励まそうと、 友人がナンパしに海に行こうと誘ってくれました。天気が悪いからうまくいかないんじゃないかと彼は思いましたが、友人によれば、 天気が悪いほうが成功率が高いんだそうです。彼はなんとなく納得し、 友人とナンパ行くことにしました。 それから何度か友人の後についてナンパを繰り返すうちに、 その友人のテクニックを学びました。 ひと夏が過ぎたころには彼はいっぱしのナンパテクニックを体得していました。 仕返し、というわけではありませんが、彼は以前に断られた彼女に、覚えたばかりのナンパのテクニックで迫ってみました。彼女はあっけなく陥落しました。彼は自分の女性に対する見方が変わって行くのに気が付くのでした。 |