「唐草」に泊まった。 夜、キャビンでバッテリーを節約のため、キャビンライトは使わずに、ロウソク[1]の明かりでスコッチのお湯割りを呑んでいたら、なんだかとっても嬉しくなった。俺のフネだ。っていうのがとっても嬉しかった。ようやく自分のフネ[2]を持った、というのが嬉しかった。気持ちよく酔っ払って、女房相手にいろんなことを話した。あんなにおしゃべりになったのは結婚以来初めてじゃないかな。 安全な泊地に係留して呑むお酒は実に美味い。航海という緊張した不安定な状態[3]から解放されて、心がゆったりとなごんでくる。
ウデを磨いてお金を貯めて、いつかは南極でセーリングするぞー。 [1]安良里は、近所にコンビニはないけど隣町に「よろず屋」がある、という土地です。その「よろず屋」にはロウソクの在庫が豊富だったりします。そんなに仕入れてどうするの、っていうくらい豊富なろうそくの在庫があります。 [2]ディンギー(Taser 2210)は共同で持っていたけど、ディンギーには泊まれないからなあ。ディンギーではレースばっかりやってたなあ。 [3]たいしたことはしていないけど、クルーザーを一人で操船したのは初めてだからなあ。
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