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日付 1997年11月08日(土)

天気 風向 風力
行先   出港時刻   帰港時刻  
乗員 2名


「唐草」に泊まった。

夜、キャビンでバッテリーを節約のため、キャビンライトは使わずに、ロウソク[1]の明かりでスコッチのお湯割りを呑んでいたら、なんだかとっても嬉しくなった。俺のフネだ。っていうのがとっても嬉しかった。ようやく自分のフネ[2]を持った、というのが嬉しかった。気持ちよく酔っ払って、女房相手にいろんなことを話した。あんなにおしゃべりになったのは結婚以来初めてじゃないかな。

安全な泊地に係留して呑むお酒は実に美味い。航海という緊張した不安定な状態[3]から解放されて、心がゆったりとなごんでくる。

ウデを磨いてお金を貯めて、いつかは南極でセーリングするぞー。
おー。

[1]安良里は、近所にコンビニはないけど隣町に「よろず屋」がある、という土地です。その「よろず屋」にはロウソクの在庫が豊富だったりします。そんなに仕入れてどうするの、っていうくらい豊富なろうそくの在庫があります。

[2]ディンギー(Taser 2210)は共同で持っていたけど、ディンギーには泊まれないからなあ。ディンギーではレースばっかりやってたなあ。

[3]たいしたことはしていないけど、クルーザーを一人で操船したのは初めてだからなあ。


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