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日付 1997年11月30日(日)

天気 曇りのち晴れ 風向 - 風力 - 波高 4M
行き先 港内 出港時刻 ---- 帰港時刻 ----
乗員 2名


行きはR135、熱海の先で県道80号に入って、山伏峠を越えて修善寺へ。距離約95Km。

きのうの嵐のせいでうねりが残っていた。波高4M。(記録には波高4Mとなっていた。これはラジオで言っていた数値だと思う。波高4Mの原因になる風速はどのくらいだったのか計算してみる。以下の式は吹走距離が十分長く、十分長い間風が吹いていた場合である。

波高(m)= 0.03[風速(m/sec)]の自乗(HTMLで数式はどう書くんだ)

周期(Tw)= 0.8〔風速(m/sec)〕

周期と波長の関係は、

周期(Tw)= 波長λ(m)/波の伝播速度Vw = 2πλの平方根/重力加速度g ≒ 0.8×λの平方根

ということで、波高4Mなら、風速は秒速約11.53メートル、周期9.2秒、波長133.40メートルである。このくらいなら冬の駿河湾では普通だ。

ついでに風速と波長の関係を計算したものを表にしておく。

波高(m)波長(m)風速(m/sec)
1 33.33 5.77
1.5 49.98 7.07
2 66.59 8.16
2.5 83.17 9.12
3 100.0010.00
3.5 116.6410.80
4 133.4011.55
4.5 150.0612.25
5 166.6712.91
7.5 249.9615.81
10 333.0618.25
12 400.0020.00

以上で長かったかっこを閉じる)

テンダーで唐草へ、テンダーを曳いて倉庫岸壁に着岸。テンダーの引き方がわかってきた。曳航ロープを短くしていれば、難しいことはないが、操船は余裕をみてやらないと、自分のフネが思ったように動かないので、注意が必要。テンダーを漁協岸壁に戻して、車で倉庫岸壁へ。

離岸して港外に出たが波が悪いのですぐ戻る。岸壁にはつけずに、係留場所へ。一休み。

一休みしてから、前回に引き続き離岸着岸の練習。

倉庫岸壁で3回離岸/着岸。係留場所へも3度。3回目は風が強まり難しかった。

係留場所のバウ側の係留策は細いロープでつないでおいたほうがいいようだ。作業を迅速にするために。

昼になったので、安良里のダウンタウンで昼食にする。

「嶋」でしったか丼ととこぶし丼。ビール。いるかの干物をごちそうになった。3,100円を3,000円にしてくれた。うれしい。

しったか丼、とこぶし丼ともに珍味。具を親子丼のように玉子でとじてあるのだが、ご飯の上に海藻が敷いてある。よそでは食べられない味だと思う。安良里名物と呼ぼう。

漁協の売店で係留用にクレモナの12mmロープを1kg買う。ここではロープを目方で売っている。あと、18mmのを2メートル買う。

買ってきたロープを係留ロープにする。いままで使っていた古いのを二つに切った。新しいのも2つに切った。この4本が通常の係留ロープになる。


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