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日付 1997年12月29日(月)

天気 晴れ時々曇り 風向 北東〜北 風力 1〜3 波高 1.5
行き先 駿河湾内沖 出港時刻 0900 帰港時刻 1200
乗員 2名


今年(1997年)の乗り納め。

行きはR135からR80、R136。帰りはR136からR80、山伏峠ICから伊豆スカイライン、箱根ターンパイク。このコースが一番いいみたい。

港の魚武水産が年末大売り出しをしていたせいか、駐車場の確保が困難だった。みんな路駐なんだけど。

安良里の細い道でまごまごしている車を見ると「よそ者だな」と思うが、私のクルマも他県ナンバーだ。でも私の意識は安良里っ子である。裏道もたくさん覚えたし。

テンダーで唐草へ行き、テンダーを曳航して唐草で倉庫岸壁へ。係留。離岸着岸もスムーズにできるようになってきた。

岸壁の釣り人がちょっとじゃまだ。でも地元の人かもしれないので、強くは出れない。漁港は地元の人のものなのだ。

陸に上がって、車のナンバーを見たら他県ナンバーだった。

余所から来た釣り人は、針のついたままのテグスや撒き餌、飲み食いしたゴミをその場に捨てていったりするので、干潮のときなど手をついて岸壁に上陸するときはとても危険だ。釣り人は後のことを考えない人が多いように思う。

テンダーを返しに行って、車で倉庫岸壁に戻る。倉庫岸壁で出航準備。

0900出港。

風なし。安良里を取り囲んでいる山の中腹くらいに霞がたなびいいている。まったく風無しの風景だ。

とりあえず沖に出してセールを上げる。トラブルなく上げる。わが女房殿もすこしづつ上達しているようだ。多少なりとも経験というものか。離岸着岸もなんとかこなしているし。

しばらく機帆走していたら風が強くなってきた。エンジンを切って帆走する。やっぱりヨットはこうじゃなくちゃね。波を切る音が気持ちいい。

風がますます強くなってきた。白波が現れ始めた。ビューフォート風力階級の風力3くらいか。風速でいうと10ノットくらい。快調快調。

ときどきブローが入り、フルジェノアでの帆走だとオーバーパワーになってきた。ジェノアをリーフして半分くらいのセール面積にする。それでもブローのときにはメインセールを緩めて風を逃がしてやらないとウエザーヘルムがきつい。でも、これ以上風が強くなりそうもないので、このままいく。風が強くなるんだったら今がワンポン入れるタイミングだ。

女房をコンパニオンウェイに避難させ、そこからワッチを続けさせる。

いつもこのくらいの風が安定して吹いてくれると楽しいんだがなあ、と思う。だいぶ沖に出たので、反転して安良里方向へ向かう。

しかし、風が落ちてきた。ジェノアのリーフを解いて、フルセールにする。

ますます風が落ちてきた。時間も時間なので、ジェノアを巻いて機帆走する。

楽しい帆走は正味1時間半くらいであったろうか。ああ楽しかった。

唐草の定位置に戻って係留。解装して昼食。一服してからキャビンで昼寝。こういう気分のときは、NHKのラジオ放送がマッチする。日常から離れている感じがする。暢気(のんき)だし。

昼寝から起きた。

もっと昼寝していたいが、明るいうちにテンダーを取りに行って、後かたづけをして帰ることにする。

食事は朝がコンビニのサンドイッチ、昼はどん兵衛とコンビニおにぎり。夕食は魚武で女房が刺身定食で、私は煮魚定食。煮魚美味し。さっぱりしてるけど、しっかり魚の味がする。

かわはぎの刺身が食べたかったが、ないとのこと。それでもかわはぎが泳いでいる水槽をのぞき込んでいたら、「それは観賞用」だって。


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