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一年ぶりの船内泊
日付 2000年11月4日(土)

天気 晴れ
風向 風力 4〜 波高  〜  
行先 係留のみ
出港時刻  :  帰港時刻  : 
乗員 2名


1100時ヴィッツで出発。こないだのカローラに引き続きレンタカーで安良里に行く。

箱根越えの渋滞にはまる。

1410時唐草着。

小田原名物、守屋のアンパンで昼食。

今日は整備。

トッピングリフト回りを直す。8ミリのロープをダブルシートベンドでつないで、端を糸で縛っておいたが、将来的には一本のロープにせねばなるまい。

マストステップのブロックが、スタボー側3個、ポート側3個。ブロックは左右ともあとひとつづつ増やせる。ブロックは、特殊な金具でマストステップに固定されている。ブロックを追加するならこの金具の入手はニュージャパンに問い合わせだな。

スピンポールのトッピングロープがコクピットまでリードされていたのを、マストまでで処理し、そのかわりにトッピングロープをコクピットにリードする。スピンハリヤードとマストステップ付近で多少干渉するけどだいじょうぶだな。シートストッパーは2個だし。その外側はクリートだし。ハリヤードをクリートに止めて、トッピングをシートストッパーってわけにはいくまい。

石井さんの姿が見えたので、声をかけて立ち話。

清水から来た21フィートのオーナーはヨット歴2年なんだけど、小笠原に行くんだって。すごいなあ。

ヨットは年数じゃないね。年数だけ重ねてもスキルアップしないもんね。同じ1年の繰り返しを10年続けてもスキルはキャリア1年と同じだもんね。

安良里のフネで沖縄に行くのがあるそうで、石井さんはその艤装のついでに寄ったようだ。ライフラフトとDGPSの取り付けだって。

かねて思案の水深計について相談する。

水深計はウエストマリンから安く買って、工事を石井さんにお願いするつもりだが、どんな水深計にしたらいいかを相談する。

リベッチオはインナーハルなので、スルハルが安心のようだ。よかった相談して。

水深計は来年の船底塗装のときに付けることにする。

石井さんとだいぶ話し込んでしまった。作業のほうはもういいや。

晩秋の夕方


1700時くらいからキャビンでお茶を飲みながら。ノートパソコン(PowerBook)で天気予報を取る。明日は午前中は天気が持ちそう。

女房が夕飯用におにぎりとおかずを作ってきてくれた。簡単なものなんだけど、いつも食べてるものと同じ味付けなので、我が家の延長って感じでうれしいね。美味い美味い。女房もこのサイトを時々見るみたいなので、もうひとつおまけで、美味い美味い。

バッテリーの勉強をしたらキャビンライトも平気で点けていられるようになった。いままではバッテリーが上がらないように、なるべく電気は使わないように、使わないようにしていた。明かりは懐中電灯やガスのランタンを使っていた。先代の唐草はバッテリーが1個だったので、エンジン始動とトイレの電気以外はほとんど使わないようにしていた。

小さいながらもソーラーパネルを付けたので、そのせいもあって安心してバッテリーが使えるようになった。 (ソーラーとバッテリーについて調べたときの話はオフワッチに載せました)

風が強くなってきた。ハリヤードがマストをカンカンとたたく。デッキに出て、ショックコードでハリヤードをサイドステーに引っ張り、ハリヤードがマストに当たらないようにする。


1900時頃には寝てしまう。

この風でもここなら安心して寝れる。とてもいい泊地だ。

夜中に何度か目が覚めたが、寒くもないし暑くもない。ちょっと涼しいくらい。快適。ときどき揺れるのが、ヨットに寝てるんだと言う感じでうれしい。船内泊はひさしぶりだ。


夜の安良里港






日付 2000年11月05日(土)

0600時起床。

風が南に回っている。

デジカメで写真を撮る。

朝焼けの安良里港


ハリヤードをサイドステーに引っ張るショックコードの長さを調整して、フックをつける。なかなか立派なのができた。

守屋のジャムパン、カップスープの朝食。

片づけ。掃除。

エンジンを回す。ペラも少し回す。

一回りして帰る。

竹内さんの姿が見えたのであしさつしてから岸壁へ。

0800時安良里発。

船原峠を越えて女房と運転交代。女房はヴィッツが気に入ったようだ。

このヴィッツは1,000ccなのでパワーがない。箱根越えや峠越えは回転が上がってエンジンがうるさい。エンジン「ビーーーン」だ。タコメータがないのでわからないが、トルクバンドからはずれると再び回転をあげるのがたいへん。ヨットで失速したあとにパワービルドする、って感じ。

運転した感じは、なにかを通してメカが動く感じ。ロードスターやローバーミニ(2000年11月現在乗ってるクルマ)のようなダイレクト感はない。たとえばハンドルを切っても、その操作量というパラメータを何者かが解釈して前輪の角度に変換している感じ。といまどきのクルマはこうなのか。足もやわらかい。でもまあ、これでじゅうぶんだ。問題ない。着座位置は高い。

内装は、がんばってコストダウンしました、って元気に主張してる。

沼津ICから東名経由。

高速での加速も思ったよりいいが、それでもやはり1,000ccは1,000cc。流れに乗るのは130キロまでがせいいっぱいだ。それより速い流れには乗れない。それに120キロを越えると運転してて疲れる。もちろん登り坂があれば、どんどん速度は落ちる。

いまさらながら思う。さすがロードスターだったんだな。

安良里に行くには伊豆と箱根の山を越えないといけないので、ヴィッツにするなら1,000ccじゃなくて1,500ccのにしたほうがいいな。

街乗りだけなら、この1,000ccはよくできてると思うし十分だと思う。

燃費は222.7キロ走って13.9リッター。16Km/L。給油した燃料の誤差が1リッター程度とすると、燃費は15Km/Lから17Km/Lだ。それにしてもこないだ借りたカローラの燃費18Km/Lは驚異的だ。

1030時自宅着。

レンタカー屋に返しに行く。ヴィッツのレンタカー代は24時間で6,000円。12時間だと5,000円。

女房も運転しやすいと言っているし、次のクルマはヴィッツかな。


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