【目次】 【戻る】 【次へ】


小雨の岩地沖
日付 1998年09月06日(日)

天気 曇り時々小雨 風向 東寄り〜南東 風力 0-1 波高 0.5
行き先 岩地沖 出港時刻 0930 帰港時刻 0530
乗員 3名


秋分の日の連休を使って、下田までクルージングしようと思っている。私にとっては大冒険である。私の夢は南極航海だが、最初の目標は石廊崎を回って下田港である。いつになったら南極航海が次の目標になることやら。

大冒険にはじゅうぶんな準備が必要だ。いつか下田に下見に行かなければ、と思っていた。(南極航海の下見のレポートは「南極的な話」にあります)


今日は安良里でケーン・ボートデザインの石井さんと待ち合わせをしている。先日見積もりをとったジャックラインの工事についての打ち合わせをするのだ。石井さんは下田の人なので、下田港の様子や係留できる場所も聞ける。あらかじめ下見をしておけば、具体的な質問もできる。よし今日、下田を見に行こう。

下田回りで安良里に8:00に着くために、ウチを午前3:00に出た。2:00起きだった。

さすがにこの時間は道が空いている。魚を運んでいる大型トラックの後ろにつくことはあったが、ほとんど順調に走れた。

4:40下田港着。

早く着いたのはいいが、まだ暗い。下田港をうろうろと偵察していたら、すぐに明るくなってきた。

5:30下田発。安良里へ向かう。

ついでなので、妻良、子浦を偵察。妻良港で車を止めて朝食。

7:00安良里着。

今日のゲストの橋さんとは8:00に待ち合わせだ。まだ1時間ある。とりあえず唐草に行ってバースで休むことにする。

8:00に橋さんを迎えにいって、再び唐草に戻ったらケーン・ボートデザインの石井さんがすでに自前のテンダーで唐草に来ていた。

ジャックラインのフックの位置、コクピットのハーネスフックの位置について打ち合わせをする。実際にハーネスを装着して、作業をシミュレーションして位置を決めた。

下田の係留場所と係留方法を聞いた。ヨットが岸壁から何杯も横抱きしていたところに横抱きで係留するそうである。この場所も下見してあるので、すぐにピンときた。

横抱きで係留する際の注意点も聞いた。

石井さんとわかれ、倉庫岸壁に唐草を回して、エムリ(二人乗りのアキレスのゴムボート)を持ってくる。今日は岩地で海水浴の予定だ。(岩地の位置はここの地図を参照してください。安良里の南にあります)

エムリを曳航して9:30出港。

田子島の内側をチャートとGPSを使って進む。

11:30に岩地に着いた。

「だだちゃ豆」を持ってきたので、それを食う。うまい。だだちゃ豆は枝豆だ。でも普通の枝豆とはコクと甘味が違う。これをつまみにビール。あははは。美味い美味い。

橋さんと女房がエムリで岩地の浜に上陸しに行った。前回来たときは、まだ8月だったので、海水浴場がオープンしていて浜茶屋もあったが、今日は浜茶屋もなく閑散とした浜だった。

私はフネで昼寝する。

しばらくして橋さんと女房が帰ってきた。女房がくらげに刺されたので戻ってきたらしい。しかしフネにはクラゲに効く薬品は積んでいない。

橋さんを唐草に残し、女房をエムリに乗せ、岩地の浜に向かってエムリを漕ぐ。

上陸し、民宿に相談して薬を塗ってもらってきた。幸いたいしたことがないみたいでよかった。しかし、刺され所が悪かったりすると高熱を発したりして危険なこともある。私も昔、刺されてひどい目にあったことがある。

小雨がパラパラときて上がった。空は曇天。

フネに戻り、昼食。女房のクラゲも心配なので、早めに上がることにする。

13:30抜錨。

田子島の外側コースで、安良里に戻る。

15:30安良里港着。

エムリをしまって、テンダーを取りに行き、係留場所に引いてくる。

解装、掃除。

うぐすの湯で入浴。食事。

18:15解散。

東名経由で20:20自宅着。


【目次】 【戻る】 【次へ】