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駿河湾の真ん中を越えて
日付 1998年09月12日(土)

天気 曇り時々晴れ 風向 北東〜南東 風力 0-4 波高 0.5-1.0
行き先 久能山沖 出港時刻 0910 帰港時刻 1520
乗員 2名


0630時自宅を出発。

0820時安良里着。

0910時出港。

北東の風。1000時ごろから風が出てきた。測った範囲では風速13ノット。メインをワンポン、ジェノアをリーフして適正パワー。

久能山に向かって帆走。というか、アビームとクロスの間くらいで走ると結果的に久能山に向かうことになった。

帆走の最大速度は6.5ノットだった。リーフしても5.5ノットから6ノットくらで走った。まれに6ノットを越えた。

1200時に安良里に戻るためにバウを180度反転する。

北緯37゜53.96、東経138゜34.65。久能山まで約5マイル。安良里からの距離約12マイル。

約2時間くらい快適な帆走ができた。楽しかった。

清水港に入るならあと3時間くらい見ておけばいいし、安良里から清水まで直線で行けるなら5時間程度で清水港に入れそう。清水港は大きいから、係留するまではそれからだいぶかかりそうだけど。

帰りは次第に風が落ちてきた。女房はデッキで昼寝。きもちよさそう。1400時頃風がなくなった。ジェノアを巻いて機走する。と、それから10分後くらいに南の海面が黒くなってきて、南から風が入ってきた。アビームリーチくらいで安良里へ向かう。快調快調。

1500時頃安良里も近くなったので、そろそろメインを下ろそうかと考えはじめた頃、岸寄りを大きな船団が南下してきた。漁船団だ。何艘もの漁船の引き波に翻弄される。ぐらんぐらん揺られる。


1540時安良里着。テンダーはすぐに取りにいかずに、まずは自分の係留場所に係留する。

片づけ。休憩。

1640時テンダーを取りに行くために、エンジンをかけて、唐草を係留場所から出す。

唐草を岸壁に係留して、共有テンダーを唐草につなぐ。テンダーを曳航して係留場所に戻り、唐草を係留。曳航してきたテンダーに乗り込み、唐草をあとにして岸壁へ。なぜこんな面倒なことをするかといえば、安良里では、岸壁から自分のフネまで移動するのにテンダーを使う。このテンダーは係留している人みんなのものなので、借りたら速やかに返さなければならない。テンダーが出ていれば、後から来た人は自分のフネに行けなくなってしまう。

この面倒さを嫌って、自前のテンダーを持っている人もいる。自前のテンダーの多くは手漕ぎだが、エンジン付きのテンダーを持っている人もいる。自前のテンダーなら、いちいち借りにいったり、返しにいったりする手間はなくなる。手間と維持費のトレードオフだ。ヨソの海面係留の泊地ではテンダー問題はどのようになっているのだろうか。

聞いた話(読んだ話)なのだが、共有テンダーではなくて、係の人が日の出から日没までフネと岸壁の送り迎えをしてくれるところもあるそうだ。

1720時頃黄金崎クリスタルパーク向かいのカフェレストランに入る。

ビーフカレー950円。メニューには手作りと書いてあったが、味はキーコーヒーのカレー。かつて毎週のように某喫茶店でキーコーヒーのカレーを食べていたので間違いないと思う。

キーコーヒーのルーを使っても、火を入れたりかき混ぜたりするのに手を使うので、「手作り」なのだろう。

R136で山越えしてヘンな車を追い越してからは快適。R80も快適。伊豆スカイラインも快適。伊豆スカイラインを抜けて箱根に向かうと、十国峠の先が先日の豪雨の影響で崖崩れ。通行止め。しかたなく熱海峠から熱海の町に下り、R135で帰る。思ったほど混まなかった。熱海ビーチラインの手前の出光で給油。37L。先週下田回りの伊豆一周と今回で461KM。燃費は約12.5km/l。燃費の記録だ。

2015自宅着。


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