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田子のレストラン、ブラッツキャット
日付 1998年10月18日(日)

天気 雨のち晴れ 風向 南より 風力 3  波高 2.0-3.0
行き先 安良里沖
出港時刻 1330 寄港時刻 1400
乗員 2名


台風10号が来た。小田原では日曜未明に風雨のピークが来た。

なにもこんな日に行かなくてもいいようなものなのだが、そろそろフネの保険が切れる頃なのだ。保険証はフネに置いてある。保険の切れる正確な日にちを知りたいので、安良里まで行くことにしたのだ。ついでに前回行けなかった田子のレストラン、ブラッツキャットに行ってみようと思う。


0930ころ小田原出発。R1から箱根新道へ。この途中で給油のために寄ったShellがひどかった。二度と行くもんか。スタンドのねえちゃんの態度が悪いので満タンではなく20Lだけ入れることにしたら、リッター110円もとられた。普通は89円だぞ。ったっくアッタマに来た。

箱根新道から県道20で伊豆スカイライン、山伏峠で降りて、あとは県道80号からR136といういつものコース。

台風の直後なので、天気が不安定だ。雨が時々降る。雲の流れが早い。このへんは、温帯低気圧になった台風が前線を引っ張っていて、寒冷前線にひっかかったあたりか。

田子のブラッツキャットに行く。

安良里にはブラッツキャットという艇名のY26が置いてある。たぶんそのオーナーだろうと思う。

ブラッツキャットに1130ころ入る。ちょうど店をあけた直後のようだ。

席に着き、注文を取りにきたマスターと、安良里に浮かんでいるブラッツキャットをきっかけに、話をする。

以下は聞いた話。

  • 店は火曜定休。安良里には平日休みの人たちがけっこういるらしい。
  • 安良里は、下田や沼津からの移動組が多いらしい。
  • 田子の港の島影はグッドなアンカリングスポットらしい。
  • 温泉は大沢温泉の露天風呂がお勧め。露天風呂は、堂が島の沢田公園と大浜に「なぎさの湯」がある。
  • ケーンボートは藤高造船に船台を置いているらしい。
  • ケーンボートの仕事は丁寧だ。(私のときだけ丁寧だったわけではなく、いつも丁寧な仕事のようだ)
  • てっこう船の乗組員は社交的。というか普通のサラリーマン的な人が多いらしい。マスターはてっこう船に乗せてもらって大島まで行ったことがあるそうだ。いいなあ。

注文したカレーは美味しかった。とってもコクのあるカレー。スパイシーなカレーではなくて、コクとふくらみ、奥行きに特徴のあるカレー。ふくよかな甘みもある。個性的でうまい。これからも何度か行って、もっと仲よくなりたいと思う。

晴れてきた。

店を出て、1300頃にフネに着く。岸壁にドーン・トレッダーという3本マストのフネが着いていた。大きい。

昨日の台風のせいだと思うが、倉庫岸壁の前には漁船がたくさん逃げてきていた。いいなあ。安良里は。こんな安全な港にフネを置かせてもらって私は幸せだと思う。

保険証書を確認する。期日は10月30日だった。ついでに船検証もいっしょに持って帰る。コピーをとって、フネとウチの両方に置いておこうと思う。

港から出て湾の出口まで行って、戻る。この一周10分くらいのソーセージコースを設定し、それを3周して、係留場所に戻る。これでフネについた海洋生物とペラについてるのは少しは落ちるだろう。根っこが張ってるのはだめだろうけど、根っこ張ろうかどうかっていうのは落ちたと思う。

バッテリー充電のためエンジンもしばらく回しておく。

1530に安良里発。R136から県道80号。山伏峠から伊豆スカイライン。ターンパイクのコース。伊豆スカイラインを出て、ターンパイクの上のほうが霧。霧といよりあれは、雲の中だな。

小田原のラーメン鳥取で夕食。ここは小田原に移り住んで初めて美味いと思ったラーメン屋。引っ越してきてから何件か食べたけど、ここより美味いのはまだ知らない。

日本シリーズに間に合った。

ベイスターズ1勝。投手野村がバッターとしても活躍。石井は攻、走、守の三拍子の人だ。

勝って嬉しい。

私は、ベイスターズが大洋ホエールズだったころからのファンだ。シピンのいた頃からのファンだ。それからずっとだ。今年のようなシーズンはまるで夢のようだ。ああ我らがベイスターズ。


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