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下田クルージング(復路)

日付 1999年05月02日(日)

天気 晴のち薄曇り 風向 南西〜南 風力 5〜0  波高 1.5〜0.5
行き先 下田港から帰港
出港時刻 1130 帰港時刻 1840
乗員 3名


引き波に揺られて何度か目が覚めた。

まだ外は真っ暗だけど、漁船か釣り船か、エンジンをかけている。

0530横抱きさせてもらっているお隣さんのエンジンがかかった。6時出港と言っていたが、早まったのか。起きてデッキに上がるとお隣さんは出港準備完了だった。

早速こっちもエンジンをかけて、横抱きをはずす。

朝の空気がすがすがしい。ついでなので下田港を一回りする。

一回りして戻ってきたら、SAKURAの内側のフネも起きていた。再係留する。

いろいろとお話する。

朝食をとる。

一休み。

橋さんは1050くらいに伊豆急下田に来る予定。陸に上がって、写真を撮りながら待つ。


下田港稲生沢川のようす


今日もいい天気だ。

隣のフネの待ち人も橋さんと同じ電車でくるみたいだ。

隣のゲストは来た。でも橋さんはこない。ううう。迷ってるのか。

陸に上がっていたが、隣のフネが出港するというので横抱きをはずすために唐草に戻る。お隣さんに「きっと迷ってるんだよ」と慰められる。

横抱きをはずれて、しばらくウロウロして待ってみることにする。お隣さんと同じ電車で来ていることは確かなのだ。携帯で確認しているのだ。そうだ。携帯でかけてみよう。呼び出し音は鳴るが出ない。橋さんの携帯は通じないことが多い。呼び出し音がなっても通じる確立は5割くらいか。

携帯を切って、しかたがない、また横抱きさせてもらって待つか、というときに、岸壁に橋さんの姿が。やっと来た。

係留しないで、飛び乗ってもらった。

11:30出港。

港内でもけっこう風を感じる。これは港の外は吹いてるぞきっと。

南風だ。ほぼその方向に向かって機走で港を出る。風に押されてスピードが出ない。

測ってみたら風速は18ノットあった。

堤防を越えてからセールアップ。この風だとメインはツーポンリーフで唐草は適正パワーだ。女房に舵をまかせ、風上に向けていてもらう。私がマストについて、橋さんにホイストしてもらう。

ツーポンでメインを上げて、ジェノアを半分くらい出して走る。いい感じだ。機走よりもずっと安定する。

来たコースは岸寄りなので、この風ではちょっと怖くて通れない。神子元の外側を回ることにする。

ジェノアを巻いているので、それほど上れない。

神子元の外側を回って鰹島をめざす。

タックして1330神子元回航。

風が落ちてきたので、ツーポンからワンポンにする。

さらに落ちてきたので、フルジェノアにする。 クロスよりやや落として走る。このままなら鰹島回れそうだけど、風が振れたらツータックだ。でもまあ風に合わせて走ろう。クルージングなんだし。


水平線上の左に利島、右に新島


橋さん、デッキで昼寝。

女房はキャビンで昼寝。

風が時々上がって、オーバーパワーになる。2人とも寝ているので、やさしく走らせる。

1430石廊崎通過。

風が振れた、やや落として鰹島を目指す。がまた振れた。 鰹島手前でタック、タック。

1500鰹島回航。

次は三ツ石崎を目指す。

風が落ちてきた。

艇速が3ノットくらいになったところで、エンジンスタート。機帆走。もっと早い時間だったら、まだまだセーリングできるんだけど、今日は出港が遅かったので、少し急いでいるのだ。

1545三ツ石崎回航。

1640波勝崎回航。

雲見を回ったあたりで、艇のバランスに気がつく。

スタンをちょっと引きずっている。バウへ移動して、舵を持ってる橋さんに速度をチェックしてもらう。

確かに速度が上がったということなので、さらに重心を下げて、揺れも少なくするためにキャビン内に降りて、バウのバースにねころぶ。これで安良里到着が10分くらいは早くなるかも。

だいぶ太陽が傾いてきた。

ワッチを強化するために、田子島あたりで、キャビンから出る。

日が沈むのと安良里港入港の競争だ。


田子島と夕日


1840安良里港係留完了。

橋さんを漁協前の岸壁で下ろし、そのまま我々は係留場所へ。

橋さんが宿探し。我々は片づけ。でもすぐに暗くなってしまったので、片付けは途中まで。

宿がなかなか取れなかったようだが、なんとか宇久須の民宿を取ってきてくれた。

宿が決まったので、安心して温泉へ。

うぐすの湯で入浴と食事。食事は、ひもの定食。

2200宇久須の民宿「浜見」着。

とてもくつろいだ気持ちで、ビールを飲む。

2230就寝。




日付 1999年05月03日(月)

0630起床。宇久須の浜を散歩。朝の浜辺は気持ちいい。

0730朝食。

唐草に戻って、片づけと掃除。

0945安良里発。

今日は混むだろうと覚悟していたが、上りは混んでいなかった。下りが悲惨。伊豆スカイラインの下りの料金所から箱根ターンパイクの料金所まで全線渋滞。気の毒なくらいの渋滞だ。その逆方向を我々は快適に走る。

1210小田原着。

翁貴庵で蕎麦。うまい。ここは小田原で一番の蕎麦屋だ。私がいままで行った蕎麦屋の中でもトップ3に入るくらい美味い、というか完璧に私好みの蕎麦屋だ。


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