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大沢温泉大沢荘

日付 1999年08月07日(土)

天気 晴一時雨 風向 南西 風力 0〜1  波高 0.5〜1.0
行き先 黄金崎沖
出港時刻 1400 帰港時刻 1500
乗員 2名


R1-箱根新道-R136-伊豆中央道-修善寺道路-船原峠-安良里

箱根峠を越えて三島に降り始めたら大雨。

R1からR136に折れる交差点で大洪水。交差点内が巨大な池。水をかぶってストップする車多数。

信号が何度か変わり、我々の番になったが、エンジンに水が入って、エンジンがオシャカになると、修理にいったいどのくらいかかるか考えると池につっこめない。後ろのトラックのあんちゃんにワキによけてるから先に行って、と伝えたが、道がせまくてワキによけてもトラック通れない。トラックは車高が高いので交差点池をラクに行けるだろうが、私のクルマはそういうわけにはいかない。

トラックのあんちゃんは「ゆっくり行けば大丈夫だ。スピード出すと水をあおってしまう」と教えてくれた。なるほど。スピード出すから水がボンネットを越えるのか。

交差点の水深は、タイヤが完全に隠れるくらいだ。ボンネットには達していない。これならゆっくり行けば大丈夫だろう。

信号が変わったので、えいやとつっこむ。それでもすこしスピードが出ていたので、水があわやボンネットにかかりそうになった。いそいでアクセルをゆるめる。じわじわ進む。と、すぐに水から出た。よかった。

路肩には動かなくなった車が累々と。

当初私は、助走をつけて一気に行こうと思っていた。あんちゃんの一言で助かった。

伊豆中央道に折れて、そこから有料道路を使って行く。2つの有料道路で400円。


今日は船内掃除と片づけのために来た。今月末にこのフネともお別れの予定なので、綺麗にしておきたいと思うからだ。(来月からは、新しいフネ(といってもまた中古だが)に乗り換える)

協同丸(テンダー)が2ハイ残っていた。

テンダーで唐草へ。テンダーを引いて倉庫岸壁。テンダーを返しに行って、車で陸路を倉庫岸壁へ。小雨。でも気温が高いのですぐに蒸発する。


倉庫前の岩壁。後ろが唐草


朝食。

一休みして、私は整頓用のコンテナを買いに松崎方面へ。私の車は2シーターなので、荷物を買うときは一人で行かないといけない。助手席がカーゴスペースなのだ。

松崎のヤオハンと仁科のハックドラッグというところを探す。カッパやウエットスーツ等を入れておくコンテナ(大)と保存食料用のコンテナ、本をたてておくコンテナを買った。

雨。

雨が上がると濡れたアスファルトが太陽で暖められて湯気が出てる。

蒸し暑い。

倉庫岸壁に戻る。

女房が、船内を拭き掃除してくれていた。こっちも暑くてたいへんだったみたい。

クオーターバースに置いてあった物をコンテナにしまう。すっきりした。

バースのクッションを干す。カーテンも干す。天気がいいのがありがたい。

片づいたところで、昨日買った一眼レフで写真を撮る。


真夏の安良里港


ビールをがぶがぶ飲む。途中のコンビニで4本買ったがそのうち3本飲んだ。足らないので安良里の酒屋で調達。3本買って2本飲んだ。暑い暑い。それだけ飲んでもちっとも酔わない。

ウーロン茶もたくさん飲んだ。

クーラボックスに入れてきた2リットルの水が美味い。冷たくて美味い。ゴクゴク飲む。夏は水が一番美味い。(風呂上がりに美味いのは、冷えた白牛乳だと思う。風呂上がりのビールはイメージほど美味くない。風呂上がりにビールと白牛乳があれば、私は迷わず牛乳を取る)

汗だくで作業を続ける。


ついでなので、エンジンをかけて、黄金崎沖をひと回りしてくる。

倉庫岸壁に戻り、車でテンダーを取りに行く。車を駐車してテンダーに乗って倉庫岸壁に戻る。倉庫岸壁でテンダーを引いて、係留場所へ。ロープに海洋生物がたっぷりついている。重い。すごく重い。これでは作業性が悪いので、係留用の幹ロープから直接係留するのではなくて、幹ロープと唐草の間に俵型のフロートをつけたいと思う。

ひと休み。

最後のチェックをして、テンダーに荷物を積んで、岸に戻る。

女房がゴミを捨てに行っている間に、車に荷物を積む。

出発。

清水の田中さんに教わったそば屋に行こうかと思ったが、ガイドブックによれば、4時までの営業なので、もう間に合わない。暑かったので食欲もない。

今日は大沢温泉の露天風呂に行ってみることにする。ここはまだ行ったことないけど、ブラッツキャットのマスターがお勧めの露天風呂だ。

松崎から川沿いに山の中に入っていく。谷の道を走る。

大沢温泉の大沢荘。

大沢温泉大沢荘のフロントで、露天風呂の場所を聞いた。ついでに今日泊まれるかも聞いてみた。泊まれるそうだ。料金は2食付きで1万3千円から1万6千円まで。

車にもどって、今晩泊まるかどうか女房と相談していたら番頭さんとおぼしき人がやってきて、パンフレットをくれた。といって、宿泊を勧められたわけでもなかった。

番頭さんの感じがよかったので、泊まることにした。どうせ泊まるなら一番いい部屋ということで1万6千円の部屋に泊まることにした。

部屋に案内される。いいロケーションだ。

部屋のタオルを持って、車で露天風呂へ。宿泊客は露天風呂はタダ。

露天風呂には石鹸とシャンプーはない。自分で持っていかないといけない。

とてもいい感じの露天風呂。いままで入った露天風呂のなかではベストかな。野趣豊か。源泉が湯船の中で自噴している。濃い。

しかし、石鹸をもってこなかったので、早々に上がる。

宿に戻って、宿内の温泉に入る。ここも露天つき。湯温は高め。露天の雰囲気もいい。

ゆっくり湯につかる。

ああ極楽。

食事は、部屋ではなくて、別な個室が用意されていて、そこで食べる。個室は10畳くらいあった。ゆったりしている。ちょっとした宴会場か。テーブルに囲炉裏が切ってある。

鮎が美味い。猪鍋も美味い。獣の脂の力強さを感じる。汁が美味い。刺身もうまい。刺身は金目鯛の刺身がうまかった。普通の鯛よりももっちりした食感で、甘い。白身魚のすり身を湯葉でくるんで、あんかけにしたのもうまかった。囲炉裏では、シーフードを焼いて食べる。


大沢温泉大沢荘の夕食


美味かった。豪華感もたっぷり。

お澄ましもうまかった。

デザートはメロンとキィウイとグレープフルーツ。

部屋に戻るとお約束で布団が敷いてある。部屋は玄関入ると3畳の間があって、奥に10畳の部屋と縁側にチェアとテーブル。バストイレ、洗面台付き。部屋の風呂ももちろん温泉が引いてある。部屋からは、木立越しに川が流れているのが見える。森がすぐそば。いいなあ、実に。

難は建具か。あと壁だな。建具屋と左官屋を入れて直せばいいのに。

でもこの宿はとても気に入った。冬には猪鍋をメインにして来てみたいと思う。

部屋に戻って、TVを見ていたら8時くらいには寝てしまった。



日付 1999年08月08(日)

朝は早く起きてしまった。窓をあける。気持ちのいい空気が入ってくる。 6時くらいに風呂に行った。


大沢温泉大沢荘の「宿のほうの」露天風呂


ああ。いい空気。いい景色。今日も暑くなりそう。

空が澄んでいる。緑の木々ごしに。

8時から朝食。昨日と同じ個室。

鯵の干物、干物は美味いまずいの落差の大きい食べ物だ。美味い干物に出会えるととても幸せな気分になれる。みそ汁。湯豆腐。朝から湯豆腐っていうのがちょっと珍しい。サラダ、これは和の朝食には合わない。ハムとかトマトの味って和ではない。これが温野菜だとよかった。あとは海苔と蒲鉾とわさび漬け。香の物。

お茶を飲んでくつろいで、個室を出る。

部屋に戻って荷物を片づけてチェックアウト。

この宿にはまた来てみたいと思う。

仁科峠から船原峠への道を使ってみる。仁科峠からの景色は絶景。急な山、港、駿河湾。対岸の焼津、清水、田子の浦、御前崎まで見えた。すごい景色。写真を撮りたかったが、残念ながらフィルムが切れていた。いずれまた通ったときには写真を撮ろうと思う。

帰りにあゆのひもの購入。


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