俵型のフロートがついた
フネに行ったら、俵型のフロートがついていた。漁協に頼んでいた工事が終わったようだ。 俵型のフロートからフネまでの係留ロープは、古いのをそのまま使ってあったので、漁協の売店で新しいのを買った。売店の漁師のおじさんのアドバイスに従って、いままで使っていた係留ロープよりもひと回り太いのにした。16メートル買って4等分。4メートルを4本。1万394円だった。けっこうするなあ。 ほかにもロープ類を買ったりして、漁協の売店を行ったり来たりしてるときに、南斗の鳥谷さんに会った。3人で来ていた。 初めて安良里に来た時に、岸壁で見たのはこの南斗だと思う。南斗はレイズデッキ(レイズドデッキ?)が特徴だ。今日は土肥に行くとのこと。
フネに戻り、バウ側の俵型フロートとフネをつなぐロープの調整をする。他の船を見て回り、ヨソではどうういうふうにしているのか参考にする。 俵型フロートとフネの間にテンダーを浮かべて作業する。 実際に係留ロープをレッコして試す。係留場所では、バウ側のロープは主に女房の担当なので、女房がやりやすいように調整する。 スタン側の係留ロープは、同じ長さで付けなおした。 係留ロープはクレモナなので、レッコすると沈んでしまう。それをナイロンのガイドロープでつなぎ、ガイドロープが沈まないように、ウキを左右にひとつづつ付けている。しかし、ウキはバウ側だけなので、ガイドロープのスタン側が沈んでいる。これではペラに絡むおそれがある。危険だ。スタン側にも浮力が必要だ。またまた漁協の売店に行って小型のウキ(トイレットペーパー大)を買い、左右のスタン側に1個づつつけた。これで係留ロープもガイドロープもペラに絡む心配がなくなった。ウキは一個1,000円だった。 ちなみに、安良里の漁協の売店の営業時間は、第一土曜と第三土曜が半ドン。第二土曜と第四土曜が全日営業。 ポート側のスタンのフェアリード付近にゲルコートが擦り切れているところを発見、修理。 係留ロープ回りの調整が12時すぎまでかかった。4本だからね。時間かかるよ。
テンダーを返しにいったら、須貝さんと会った。 1230出港。 風が東なので、波が穏やか。 ジェノアの展開をチェック。スピンハリをスプレッダーの後ろに回してテンションを強めにかけておかないと、ジェノアを巻いたり出したりするときに、スピンハリをかんでしまう。 ファーリング ロープをガイドする輪っかが一緒に回ってしまってファーリング ロープがドラムに巻かれずに絡んでしまう。これではなんのためのガイドかわからん。ガイドとしてお手伝いしてくれる気持ちはありがたいが、実は足手まといになっている。困ったシステムだ。なんとかしないと。 ファーリング ロープにテンションかけて、ガイドが一定の方向(こっち向き)になるようにしつつ、ジブシートを引いてジェノア展開。気をつかう。コツがいる。いいかげんにできない。こういうシステムはダメだ。フールプルーフじゃない。フェイルセーフじゃない。とりあえず、ガイドが動かないように雑策でパルピットに固定する。 ファーリングロープが長過ぎる。何度か展開と巻取りをくり返して長さを確認。ちょうどいい長さのところをマジックでマークする。港に戻って切るつもりだ。 ジェノアを巻いて、宇久須港に入ってひと回り。係留せずに出て来た。 宇具須に入るときに、谷からの吹き出しがけっこうあった。海面フラットで、風速は約10ノット。これはまさにヨット向きの海だ。 沖に出して、風位に向けてメインセールアップ。 少し風下に落としてメインセールに風を入れる。フネが走り出す。エンジンカット。帆走。ホールディングペラがホールドし(てるはず)、威力を発揮(してると思う)。 ジェノアも展開。 気持ちいい。 ジェノア用のウインチの位置が先代の唐草と違う。ウインチもセルフテーリングになった。 ニュージャパンのメインシートの引き回しシステム(クイックなんとか、だっけか、イージなんとかだっけ)が使いづらい。普通のハーケンに付けなおそうと思う。 セールシェイプがいまひとつだ。ひさしぶりの普通のバテンセールだからだろうか(先代の唐草はフルバテン)。ジェノアとのマッチングがうまくいかない。マストトップのヘッドセールだからだろうか(先代の唐草はフラクショナル)。でもまあだんだん慣れてそのうちうまくいくようになるだろう。 タック、ジャイブを何回かやって、今日は終わり。帰港することに。 安良里に向けて走る。安良里港に近付き適当なところで、ジェノアを巻く。適当なところで、メインセールダウン。スライダーとレイジージャックだから、簡単に降りて、簡単にまとまる。セールタイで軽くしばる。これでフルバテンメインだったらもっとラクかも。いずれセールを変えるときにはフルバテンにしたい。 戻ってテンダー溜まりに行ってもテンダーが1杯もない。出港するときに須貝さんがテンダーに乗っていくのを見たので、須貝さんのナウティキャットのところに行って、帰りに乗せてってくれるようにお願いした。 新しい係留システムで、初の係留。 慎重に進む。ガイドロープの中に入ってからはなるべくペラを回したくないので、ゆっくり進む。 女房がポート側のバウ側のウキを拾う。「とったよ!」の声。ガイドロープがフネから十分離れているのを確認して、軽くアスタン一発。 バウに駆け寄り、ポート側のガイドロープをつかんで、スタン側まで手繰り、俵から出ている係留ロープをつかんで、クリート。スタボ側も同じ要領でクリート。 俵型フロートにしたら、係留がすごくラク。手早くできるし力もいらない。作業にかかる労力が雲泥の差。簡単にできるってことは、余裕を持って作業できるってことなので、安全性も上がるってことだ。お金をかけただけのことはある。よかったよかった。 解装。 ラフがスライダーなので、セールの畳みなおしも簡単。リーチを引っ張って形を整えればいい。セールタイで軽くしばって、ブームカバーかけて終了。 沖で印をつけたところで、ファーリングロープを切る。 16メーター買った係留ロープを半分に切る。この係留ロープはヨソに行ったときに使うためのものだ。 ロープの切り口を端止めするのは、先日買った小型バーナー(燃料に100円ライターが使える)が大いに役に立った。これは買って正解だったな。 そうこうしてたら、1540に須貝さんが迎えにきてくれた。
せっかくなので、須貝さんをキャビンにお招きしてティータイム。 須貝さんのフネは長崎県の大村湾から持ってきたんだって。回航。それも2人で。最初の2日は夜通し。すごいな。 大村湾ですごい速さの連れ潮に乗ってしまって、舵効かなくなったり、瀬戸内海でも潮の早さがすごかったって。 長崎から関門海峡から瀬戸内海に入って、高松に一泊、それから鳴門を通って、潮岬を回って、伊勢志摩の的矢。台風が来たので的矢に3泊停滞。そこから一気に下田。 下田では下田ボートサービスに係留。下田の係留料は安良里のだいたい倍額。 下田のほうが値段は高いけど、ポンツーンには陸電。水道。テレビ用のアンテナが設置されているんだって。すごいね。高いわけだ。下田ボートサービス。 もっと話をしたかったが、いいころ合いなので、1630頃須貝さんに岸壁まで送ってもらった。どうもです。 1900に自宅着。 明日は、マリンピア沼津の岩瀬さんのY26IIでレースだ。
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