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駿河湾横断、清水港へ
日付 1999年10月09日(土)

天気 晴れ 風向 北東〜東北東 風力 3〜5 波高 1.0〜2.0
行き先 清水港
出港時刻 1030 到着時刻 1500
航行距離 20.3NM
乗員 2名



自宅を0630出発。箱根新道、中伊豆バイパス経由。いつものコンビニでは明日の朝食用パンのみ購入し、飲み物は買わない。これからはなるべく安良里の酒屋で飲み物を買おうと思う。

唐草に着いて艤装。

テンダーを返しにいって、岸壁に係留。ポリタンを持って車で軽油を買いに行く。宇久須のJOMO。12.5L購入。

安良里に戻って、車を駐車場に回す。けっこう混んでる。あと1台か2台ぐらいしか止められないんじゃないかな。

給油。

女房には飲み物を買いにいってもらい、ついでに漁協に寄って係留に関する契約の変更届を出しといてもらう。

酒屋では2L入りの水を売ってなかった。ポカリを2本購入。女房は、緑茶、ウーロン茶の500mlペットボトルを購入。

氷を買って、水を買う。水は清水タンクを一回抜いて入れなおし。清水タンクにまだ砂が入っている。それとは別に5Lのポリタンクに飲料水を詰める。

1020給水終了。

GPSをセットして、1030出港。

けっこう吹いているようだが、風向が東なので、たいした波にはなっていない。とはいえ、駿河湾のまんなかへんまでいったら大きな波になってるとは思う。

メインセールアップ。スライダーなのでスルスルあがる。しばらく機帆走。

しばらくして伊豆の山並みの影響が切れてきて、風が出てきた。ジェノア展開。

フルメインフルジェノアでしばらく走るが、風が思ったよりもある。ジェノアをリーフ。

リーフしてもオーバーパワーだったので、メインをワンポンにする。

アビームから20度くらい落として帆走する。

久能山がかすかに見える。

沖に出るにしたがって、伊豆の山々が薄い輪郭だけになっていく。それと反対に対岸の輪郭がくっきりしてくる。街も見えてきた。が。見えてる街がなかなか近づかない。

GPSに入力しておいたコースに沿って走る。

清水港入り口の白灯台の手前1マイルくらいで、清水港から出てきたヨットとすれ違う。そのヨットは、ワンポンとナンバー3くらいの組み合わせだった。こっちは追っ手なので楽だけど、上りはしんどいだろうと思う。

そのあと、4艇くらい出てきた。レース艇も出てきた。きっと沼津あたりでレースがあるんだろうと思う。

清水港に入港して、赤灯台の裏側の海面でセールダウン。1400。

メインセールがスルスルおりる。今度のフネのセールのアップダウンは先代のボルトロープよりもラクにできる。これでフルバテンならもっといいのに。

清水の田中さんに教わった船だまりに向かう。港の中でも波がたっている。470が練習していた。

保安庁のフネが止まっているところに係留して、清水港港湾管理局港営課に行こうと思うのだが、どこかわからない。携帯から電話をしてもつながらない。合同庁舎があったが、ここにはないようだ。人もいない。税関がやっていたので、港営課の場所を聞く。聞いたが違うところに迷いこんだようだ。県の施設のようなところの職員に聞く。港営課に電話してくれた。電話には出たが、今日はやっていないとのこと。平日に出直してくれということらしい。がこっちはフネで来てしまっているので、なんとかならないか、と聞いてみたら、その職員は「僕が許可するこはできませんが、一晩くらいなら空いているところに止めていいと思いますよ。すみませんが連絡先だけ教えてください」ということなので、連絡先を書いた。お礼を行って出かけようとしたら、「よい航海を」を声をかけてくれた。反射的に「ありがとうございます」と言ったけど、嬉しかった。なので清水港の職員の印象はとてもよい。

保安庁のあたりは、ちょっと悪い波が立っているし、道路に近いので、人の往来がある。別な場所をさがす。

ヨットがたくさん係留してあるところがあった。

その一番外側にラフィキという名前のヨットが係留してあった。どっかで見た船名だ。記憶のどっかにひっかかっている。どこで見たんだろうか。

ラフィキとは別な空いている場所に止める。

なるべく端っこがいいだろうと思って端のほうに止めたら、ここはフネが出入りするので、こっちにとめるようにいわれた。なるほど。確かにそうだ。唐草を移動する。

ポンツーンなので、潮の干満を気にしなくていいのがいい。

1500係留完了。ここまでで20.3マイル走った。

解装。

係留場所を指示してくれた人にお礼を言いに行き、少し話をする。

フネに戻ってひと休み。ビール。ビール。冷えたビールは文明の象徴だね。うまい。うまい。



係留した場所の目の前がショッピングモール。近くに水辺の公園もあって人通りが多い。


目の前が本日オープンのショッピングモール


ひと休みした後、上陸し探検に行く。

係留してあるヨットに向かって石を投げている少年2名を発見。怒鳴ってやめさせる。

石投げは止めさせたが、ここは公園のそばだし、人通りも多いので、心配だ。フネに戻ることにする。探検と買い物は女房にお願いする。

女房は、ショッピングモールであったかい餃子、鳥の空揚げ、釜上げさくらえびを買ってきた。人がものすごくて、人酔いしてしまったって。聞くところによれば、このショッピングモールは今日オープンだって。だからこんなに人がたくさんいるのか。タイミングがよかったんだか悪かったんだか。

買ってきたものは全部うまかった。これと缶ビールで晩御飯。

顔を洗って(真水だぜ、しかも電動だぜ)、体を拭いてすっきり。

暗くなってきたのでランタンをつける。

ビールを飲んで、おなかもいっぱいになって、あたりも暗くなってきたら眠くなってきた。横になったら寝てしまった。

1800就寝。

波があたってバシャッン、ドッコン音がする。風もビュービュー。

何度か眼がさめた。

シュラフでちょうどいいくらいくらいの気候。これで風と波さえ穏やかならもっと眠れたと思う。

目が覚めたついでに、係留状況をチェック。


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