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水温センサー交換
日付 1999年10月23日(土)


昼は自宅で仕事だった。

夜、安良里に行く。

安良里の酒屋でビールを購入。ロング缶とレギュラー缶。さざえのつまみ。810円。

ガスのランタンをブームから吊るして、コクピットで月見の一杯。いい月だった。14夜かな。秋の月明かりで飲むビールは実に美味い。今夜の安良里港はとても静かだ。我々の他には誰も来ていない。

秋風が心地よい。ネルシャツ1枚でちょうどくらい。

日本シリーズを小型のラジオで小さく流しながら、月見で一杯。季節感がたっぷりだ。

ビールを飲み終えるころ、野球が終わった。ダイエーが勝った。工藤がすごいピッチングだった。

2130ころ就寝。

寝袋にもぐり込む。暑くもなく、寒くもない。キャビンで寝るにはちょうどよい季節だ。





日付 1999年10月24日(日)

天気 晴時々曇 風向 北東  風力 4〜0  波高 1.0〜1.5
行き先 土肥沖
出港時刻 0840 帰港時刻 1105
乗員 2名

6時に一度起きたが、二度寝をして7時15分に起床。

おにぎりと豚汁の朝食。

食後は、女房がキャビンの片付け。私が艤装。

先日できあがってきたジャックラインもセットしてみる。

0840出港。

港内はまったく風がなかったが、外に出ると風があった。清水に行ったときは、港内も風があった。あのときは、今日よりもっと東よりの風だった。

山の影響でガスティだ。

田子島が見えてしばらくしてから、メインセールアップ。

先日、水温のセンサーを交換したので、エンジンをテストしてみる。

セールさえちゃんと上がっていれば、エンジンになにかあっても大丈夫。

2500rpmぐらいから、1000rpmくらいに落としてしばらくしたら、ピーだ。直ってない。センサーは新品なので、本当に温度が高くて警告音が鳴っている。排水はオーケー。

負荷をかけずに、回転を3000rpmにあげて、10秒くらいで治まった。これも今までと同じだ。センサーを替えても同じってことはセンサーの以外の原因を考えなければならない。

このフネの初航海のときにも同じ現象が出て、マリンピアで直してもらった。そのときの説明では、センサーのよごれを落としたら直ったということだった。(冷却水の水路のつまりはこのときに全部チェックしてあるので、水路に塩等がつまっているわけではない)

また現象が出たのでセンサーを疑ったのだが、今度のピーはセンサーのせいではないようだ。

この現象は、センサーにも問題があったのだが、センサーとそれ以外の何らかの原因で起こっているのかもしれない。それはわからない。わかっていることは、センサーの他になにか原因があるということだけだ。原因を特定するには、この現象が直ったときに、センサーを元に戻して現象がでるかどうか確認すればいい。現象がでなければセンサーは無罪で、現象が出れば、原因は二つあったことになる。

メインをワンポンで上げて、ジェノアをナンバー3くらいまで開く。

風速は、宇具須沖で計った範囲では17ノット。

女房が舵。だんだんうまくなってきてる。ティラーを押す/引くの関係と、ラフ/ベアの関係が感覚的にわかってきたみたい。

恋人岬沖あたりから風が弱まり、ほとんど無風に。南東からもすこし来たりする。完全に山の影響だ。ガスティ。

エンジンかけて、少し進む。

風が出てきたので、また、エンジン切って、微風の練習。フルメイン、フルジェノア。

1015で練習を切り上げて、安良里に帰港する。

係留場所に戻って解装。

GPSのブラケット取り付け用のベルクロをポート側にも貼る。

コクピットとデッキを掃除。

キャビンでひと休み。

1230係留場所から出て、テンダーを取りに。

岸壁にフネがたくさん横付けされていた。陸には人が一杯。賀茂村かわはぎ釣り大会だったんだって。かわはぎって美味いよね。

影山さんがもやいを取ってくれた。どうもです。

テンダーを引いて係留場所に戻ったら、おとなりのHAYAKAZEさんが来た。いままでは月火が休みだったんだけど、最近は日月にしたんだって。どうりで今まであえなかったわけだ。ごあいさつをして、キャビンの中を見せてもらった。ウッディでいい感じの雰囲気。天井のニス塗りチークの格子がいい感じ。配線配管は見えるようになっている。実用的。私もフネを造ることがあったら、そうしたいと思う。

アフトキャビンは入り口が別。

コンロはEPガス。プロパンよりも入手が簡単でいいと思う。

三河ヨット研究所で造ったそうだ。

オーナーは、夫婦で川崎から来てる長井さん。ヨット歴35年のベテラン。このフネにしてから15年で以前は江ノ島でやっていたそうだ。

安良里のヨットとしては4番目に古いそうだ。4回漁協にお願いして係留できるようになったんだって。安良里は、昔はこんなにヨットを受け入れてくれる港じゃなかったって話は他でも聞いたことがある。


遅いランチはブラッツキャット。オーナーといろいろお話をする。

帰りはなんだかんだで1800自宅着。


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