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オートパイロット初期化クルーズ
日付 2000年03月12日(日)

天気 小雨のち曇
風向 風力 0〜1 波高 0.5〜
行先 宇久須沖
出港時刻 1310 帰港時刻 1420
乗員 2名


昨夜からの雨は、山では雪だった。箱根越えはどこもチェーン規制だ。

チェーンを巻きたくないので、東名経由で行き、沼津ICで降りる。

修善寺は雨だったが、船原峠の手前から雪。船原峠越えで、トンネル手前で路面がシャーベット状。その上にうっすらと雪。路面のグリップが一瞬抜けたのが2回くらいあった。

トンネル抜けても雪があったが、路面は大丈夫だった。

トンネルから土肥に下る道がよくなっていた。ずっと工事中だった空中回廊が完成していた。こうなってみると、旧道が三日月湖に思える。新しい道は、カーブが減って、運転しやすくなった。


0930安良里着。小雨。カッパを着て唐草に渡る。

アワーメーターが先週離艇したときは70.5で、今日来たら70.9だったのでサーモスタットの工事は完了したようだ。

石井さんに頼んでいた電圧計の工事、オートパイロットの工事他が完成していた。

唐草のチャートテーブル 電圧計の拡大写真
電圧計の下のボタンを押してる間だけ電圧を表示するようになっている
 

電圧計は、スイッチを入れたときだけ表示するようになっている。

実際に電圧を測ってみようと思ったが、テスターがみつからない。先代の唐草のときに買ったんだけど、どこにいったんだろう。

バッテリー周りからの配線を追ってみる。

エンジンをかける。最悪出港できなくても、エンジンのコンディション維持とバッテリー充電のためだ。エンジンがアイドリング状態で電圧計をチェックすると14Vをややオーバーする。

1030から1110までエンジンを回す。1GMのオルタネータでどのくらい充電できるんだろう。あとで計算してみようと思う。

今日はだいたい午前中で雨は止むと思っていたのだが、なかなか止まない。12時を回っても降っている。パラパラと降っているので、外にでていてもそれほど濡れるということはないが、気分はよくない。

キャビンは、ストーブがあるので暖かい。24度ある。外は13度くらいだ。


1300頃雨が上がってきたので、出港準備をする。

オートパイロット“ごごぞう”の初期設定中
 
出港して、オーパイの初期設定、地磁気データの初期化をする。

港を出て1マイルくらい沖で、マニュアルを見ながら初期設定をする。要は、オーパイをセットして、半径50メートルくらいの円を2,3分で回る。オーパイがオッケーするまで。オッケーになるとオーパイが磁気のずれを表示してくれる。我々のは5度だった。15度以内だったらいいそうだ。

それから、コンパスの表示とオーパイの液晶表示の角度を合わせる。

わりと簡単にできた。

初期化が済んだので、試運転。

波がないのでまったく問題ない。航跡まっすぐ。高速船の大きな引き波の中でも大丈夫だった。

オーパイがコースを維持したり、変更したりするのは当然として、命令すれば、自動的に100度のタッキングアングルでタックする。クルーが一人増えたのと一緒だ。それも優秀な舵取りだ。タッキングアングルが100度というのがなんともいえない。こちらのウデを見透かしているというか。

オーパイは、女房によって“ごごぞう”と名付けられる。

今度は帆走で試してみたい。

電気をどれだけ食うかが心配だ。これもあとで計算してみよう。

宇久須沖あたりまで、オーパイを試しながら機走する。機走だから電力の心配はない。

寒いので帰ることにする。

安良里の灯台の手前までオーパイで走る。取り外しの操作も全く問題ない。とっさのときにも大丈夫だろう。

冬の雨上がり

1420に泊地に戻ってきたら、けっこうみなさんいらしていた。5,6艇に人影があった。

1500安良里発。


雪で通れない道があるので、R136が混んでいた。

R136からはずれて、伊豆長岡温泉を経由してみた。以前に来たときの印象よりも雰囲気を感じた。そのうち伊豆長岡温泉に寄って日帰り入浴も試してみたいと思う。

三島からR1に乗ってしまえば、あとは大抵すいている。あそこの交差点までが混むんだよな。


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