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ソーセージとかきあげ
日付 2001年5月3日(木)

天気 曇り
風向 北東 風力  〜  波高  〜  
行先 係留のみ
出港時刻  :  帰港時刻  : 
乗員 2名


自宅を午後に出る。

熱函道路経由。途中のソーセージ屋でソーセージとウインナとマスタードを購入。ここのソーセージ屋はいろんなところで賞を取ったらしい。賞というのは門外漢にはまったくその価値が不明である。お金さえ払えば誰でも取れるものなのか、それとも本当に価値あるものなのか。なので、賞を取ったものだからといって盲信することはできない。が、まずければ2度と買わなきゃいいだけなので、なんでも試してみよう。

土肥のスーパー、「アオキ」でパンと総菜、念のためのカップ麺を購入。それにしても近頃のカップ麺の味の進歩はすごい。インタントなのにヘタなラーメン屋より美味いものもある。いいのかこれで。と思ってしまうが、いいのだこれで。

土肥の酒屋でワインを購入。

いつもの漁協前の駐車場に止めたら、ダイビングセンターの人がやってきて「ヨットの人はあっちに止めるって言われてませんか」というようなことを言ってきた。そんなことは言われてない。漁協と係留の契約をするときに駐車のことも尋ねたが、そのようなことは言われていないのでそのまま答える。

このダイビングセンターの人には以前にも同様のことを言われたことがあるのだが、この人は、ものには言い方というのがあって云々、ということに無頓着なようで、こちらの感情を刺激するような言い方をなさる。

遊びに来た人が車をどこに駐めるかというのは、確かに大事な問題である。なにより優先されるべきは地元の人と地元の事情で、遊びにきてる人たちは地元の人の指示に従って車を止めなくてはいけないと思う。ヨットもダイビングもこの素晴らしい安良里という土地に遊びに来てるのだから、お互い気持ち良く過ごしたいものだ。

1930唐草着。

ソーセージはパックに入っているので、そのままゆでた。ここのソーセージ美味い。ちゃんとソーセージだ。おいしくて、思わず笑っちゃった。期待してなかっただけに余計においしかった。

賞はホンモノの賞だったようだ。確かに賞を取れる味だと思う。そのまま食べても、お店で買ったマスタードをたっぷりつけてもおいしい。ウインナソーセージも買ったので、それは高級ホットドックとして食べる。美味いなあ。これ。

ソーセージ。右の皿がウインナソーセージ


ワインを3/4飲んだ。残りは明日だ。

ノートパソコン(PowerBook)を持ってきたので、インターネットの天気予報を見る。明日はいい天気だ。波もおだやかなようだ。

夜の港というのが意外とうるさいものだ。耳栓をして眠る。





日付 2001年5月4日(金)

天気 曇り時々晴れ
風向 南南西〜南西 風力 0〜2 波高 0.5〜  
行先 戸田港
出港時刻 09:50 帰港時刻 16:20
乗員 2名


夜中の気温がちょうどよく気持ち良くゆっくり眠れた。

起床。朝食。艤装。トイレ。倉庫岸壁のトイレの個室から男の話し声。気味が悪いので、いつものトイレに行ったら詰まってた。漁協売店でバースのガイドロープ用のウキを買うついでに、使えるトイレを聞く。ウキは値段がわからないというので、後日お金を払うことに。トイレは漁民センターの2階を使うようにとのこと。ここの2階はダイバー用の施設みたいになっている。一部屋をヨット用のクラブハウスにしてくれないかな。そうしてもらえれば、ただ個々人が係留してるだけじゃなくて、ヨットクラブ的な遊び方もできると思うんだけど。

トイレを済ませて戻ったら中村さんと会ったのでご挨拶。ついでにテンダーを返しに行って、中村さんのテンダーで唐草まで乗せてもらった。中村さんどうもです。岸壁が漁船で混んでたのでとてもありがたかった。

お隣のラメールさん達とJOJOさん達も来た。

0950出港。戸田をめざす。

風は南南西くらいで、風速は5ノット程度。沖から山の新緑を楽しみながら北上。

知り合いが西伊豆を北上するというので、洋上で会えたら会おうという話になっている。それで今日は戸田をめざしているのだ。

土肥沖を通過したあたりで連絡があり、もうすでに大瀬を回って内浦湾に入ったそうなので、洋上ミーティングはまた今度ということにする。

ヨットどうしの約束はこんなもんである。お互いの状況が最優先である。それが最終的には安全につながる。不義理を謝れるのも生きていればこそだ。今日はそれほどの天候ではないが、基本はそういうことだと私は思っている。


戸田港のようす


1200頃戸田入港。ここは港内のほうが吹いていた。

港内を探検。

港の道路沿いに食べ物屋があったので、そこに女房をやって、フネで来たんだけど、どこに止めればいいか聞こうかと思ったが、係留に不安があったので中止。

適当に一休みする。

1320戸田出港。

帆走で沖だし。風がそこそこコンスタントに吹いている。息がなく、波もないので、この風速でも走れる。

タックして南下。

沖をならんで走るヨット


しかし進まない。

土肥沖手前で機帆走に。

明日の体験セーリングの手伝いにそなえて、今日中に田子に回航してしまおうかと思ったが、風呂に行きたいので安良里に戻ることに。

安良里港目前


まずは係留場所に戻る。

石井さんがリベルテに来ていた。あとで来るということなので、先に解装とかたづけをする。

水深計と沿海の船検の件を相談する。

この夏に、五か所湾に行ってみようと思っているので沿海の船検が必要なのだ。五か所湾には去年陸から遊びに行って下見をしてきている。

フネにあらかじめ積んであった消火器は使えそう。救命浮器は膨張式だったので、検査が必要とのこと。火薬類はやっぱりダメ。誰かに借りれれば臨検で行けるそうだけど、借りるアテがないので、買わねばならない。なんだかんだでけっこうお金がかかるな。

その後いろいろと状況が変わって、結局船検は取らなかった。で、この年の夏休み(とサバティカル休暇)は五か所湾には行かずに、米国で飛行訓練を受けに行ってきた。で、ソロフライトまでできるようになって帰ってきた。ソロフライト(自分で飛行機を準備して、地上管制官の許可をもらって滑走路までタキシングして、飛行管制官の許可をもらって離陸して空を飛び、飛行管制官の許可をもらって着陸し、再び地上管制官の許可をもらって、ハンガーまで帰ってくる。隣に教官は乗らない。飛行機の中に全くの私一人)はじつに素晴らしい体験だった。空の話はいずれ書くつもり。

石井さんに乗せてもらって岸壁へ。

駐車場は空いてた。

浮島温泉のしおさいの湯へ。

途中で鈴木さん夫妻と会う。鈴木さん達はフネを田子にまわして、歩いて田子港から来たそうだ。

しおさいの湯がかつてないほど混んでいた。でもみんなマナーよく入っていてたので、混雑していても不快になることはなかった。

上がって、鈴木さんを乗せていくために待っていたら、白井夫妻も来ているとのこと。白井さんの奥さんが上がってくる前に、鈴木夫妻を田子まで送っていく。

戻って白井夫妻を乗せて、田子で鈴木さんお勧めの蕎麦屋へ。

この蕎麦屋のかき揚げ。美味い。鄙にはまれな上品なかきあげ。かき揚げのキモは空気だと思っている。極端な話、かき揚げは空気を食べるものだと思っている。身がぎっしり詰まっているかき揚げは、かき揚げじゃなくてお好み焼きの揚げ物だ。

ここのは空気がたっぷり入っていて、サクサクしてて美味い。ひさしぶりに美味いかき揚げを食べた。すきだー、かき揚げ。

かき揚げは美味いんだが、蕎麦はフツーの町の蕎麦。でもこの店はかき揚げがこんだけ美味いんので、ちょっともったいない。蕎麦は脇役ということか。

楽しい話題で、楽しい食事。

安良里に戻って唐草へ。

キャビンでワインと昨日の残りのパンで軽く飲む。楽しい。

天気予報をダウンロードしてチェック。明日は午前中晴れるけど、あとは曇りの様子。風、波は問題なし。風がなさ過ぎるかも。


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