【目次】 【戻る】 【次へ】


メンテナンスと田子の夕日を見る会
日付 2001年9月8日(土)

天気 晴れ
風向 北〜 風力 5〜 波高
行先 係留のみ
出港時刻 --:-- 帰港時刻 --:--
乗員 2名


0715自宅発。

台風が近付いているが、風は東寄りなので出そうと思えば出せるだろう。でもメンテしにいくつもり。

コンビニでおにぎりと水を買う。おかずは女房の弁当。

0930安良里着。

北の風が強い。

漁協でこないだ買ったウキのお金を払って、新しいのを別に2個買う。このウキはトイレットペーパー大で、係留策のガイドロープを浮かせておくために使うつもりだ。

フネに渡るまえに、倉庫岸壁のトイレで用達し。倉庫前岸壁にマハロ。ひさしぶりだ。見るとブームをはずしてある。どうしたんだろう。メンテかな。マハロは、ニュージャパンヨット製のレブドメールだ。小さくてカッコいい。レトロな雰囲気が素敵なフネだ。

フネに近付いたら、隣のハヤカゼさんの係留をチェックしている人が。手をふって挨拶する。

フネ着。今日は係留策回りのシステムの見直しと修理だ。女房は中備品のたな卸しをする。

バウ側の係留索のフェアリードで擦れるところが心配なので、ウエスを巻いて補強する。

係留のガイドロープがちょっと長めなので短くする。ガイドロープを浮かせておくためのウキの位置を変更する。

ガイドロープをレッコしてテスト。丁度の長さだとちょっと短いのかな。ウキをひとつ増やしているので、そのぶん短かめにはなっている。何度かやって調整する。

お隣の係留策をチェックしていたのは、なんと漁協の近藤さんだった。帽子をかぶっていたのでわからなかった。台風が心配なので、各艇を見回ってチェックしているところだそうだ。ありがたいことだ。

安良里では、大型船の間に挟まって避難の漁船がダメージを受けたことはあったそうだが、これまで、台風でヨットにダメージが加わったことはないそうだ。

Eスターの白井さんが水路を出て行くところだった。挨拶する。今日は出港はしないで、岸壁につけて、メンテだって。晩御飯でも一緒に、と話をする。

昼にする。

女房の弁当二人前

昼のあと昼寝。

一休みのあと、水深計のキャリブレート。

モニターロープに1mごとに目盛りをつける。16メートルまでつけた。アンカーをつないで、最初の目盛りのところが1mになるように調整して結ぶ。

アンカーを下ろしていく。どんどんおりる。アンカーが海底についたら、モニターロープの水面のところにビニールテープで印をつける。

結果は15.8m。これをウォーターラインからの水深として表示するように水深計をセット。でもちょっと余裕をみて15.5にしておいた。ほぼ満潮で係留場所の水深は約15mってことだ。

水深計

湯川さんがテンダーで水路を。挨拶する。先日忘れたライジャケを持ってきてもらった。どうもです。夕日を見る会は1630位から馬頭琴の演奏だそうだ。

風が上がってきた。1300頃、ハンディの風速計ではかったら19ノット。これはちょっとすごいな。係留中のフネが相当後ろに引っ張られる。

マハロが帰ってきた。テンダーで引いてもらってきた。係留が終わったところで挨拶。

マハロは今日で終わりだそうだ。解体だそうだ。大友さんはベイサイドに移る。なんだかちょっと寂しいな。いいフネなんだけど。古いフネをレストアして乗り続けるというのもまたたいへんだもんなあ。カッコいいけど。

1400離艇。

白井さん夫婦とこに行って、これからなにして遊ぶか相談。ちょうど白井さん達も係留場所に戻ることろだった。

とりあえず、田子の夕日を見る会で落ち合うことに。

白井さんにテンダーを渡すために、いったんEスターの係留場所まで一緒に行って、白井さんを乗せて岸壁に。


田子の夕日を見る会まで時間があるので、かねてより懸案だった堂ケ島遊覧船に乗りにいく。この風なので、やってるかやってないかちょっと心配だったが、やっていた。堂ヶ島付近は、風はそれほどでもなかったし、波はまったくなかった。

堂ケ島の内側というか、乗浜の沖には行ってみたいと思っていたので、その下調べ的な意味合いもある。コバルトアローが入ってこれるので、水路はあるはず。降りるときに船長に聞いてみたら、コアルトアローが出入りする水路の水深は3,4メートルあるそうだ。

水深計もついたことだし、ちょっと観光に来てみるか。

でもここは道路から見るといい景色だが、逆に言えば道路がが近いのでうるさい。それに昼は遊覧船の引き波のあるのでアンカリングには向かない。

遊覧船の右側に乗ったが、乗るなら左のほうがいい。できれば外のほうがいい、というのを学習。

天窓洞は、小型船でゆっくり入ってみたいけど、遊覧船がひっきりなしなので、入れないな。これは。

天窓洞に入った遊覧船から外を見る

天窓洞以外の場所は自分のフネで来てるので、それほどでもなかった。

遊覧船の後、天窓洞のハイキングコース。天窓洞を上から見る。

このハイキングコースは短いけどなかなかよかった。風光明媚。松と奇岩。

堂ヶ島のハイキングコース

団体の観光客が多い。団体とハチあわせというだけでイヤな気分なのに、ヘンな人種がたくさんいる。こういうのを海外で見かけるととても恥ずかしい気持ちになる。ニッポンの恥だと思う。でもここはニッポンなんだよね。

こういうところで商売やってるとココロが荒むだろうなあ。商売人の鎧で防御しないとココロを病みそう。

時間なので、田子の夕日を見る会に行く。

海岸にゴザが用意されていた。ゴザに座って、馬頭琴を聞く。日本でも有名なモンゴル人の奏者だそうだ。いい感じだ。雰囲気と音色が合っている。でも大陸の草原の曲なんだよね。海など遥かかなたの草原。

田子の小学生と中学生の合唱もあった。

プロと思われる人の朗読もあった。

水上スキーを引いてるボートがこちらに寄ってくる。ああいうのは人がいるほういるほうに寄ってくるからなあ。ああいうのをやる人ってのはそういうメンタリティなのかなあ。

馬頭琴の休憩のときに、女房が会場を探しにいったら、湯川さんも白井さんも来てた。

鈴木さんも来た。

湯川さんの地元の友人たちも来た。

夕日がきれいだ。写真をたくさんとった。対岸の南アルプスのさらに南の山に沈む夕日が見れた。途中、雲も出たが最後は決まった。全体に雲が多めだったので、空いっぱいの夕焼けにはならなかった。今日はたくさん写真を撮った。

名勝田子の夕日

陽が沈んで、みんなで湯川さんちに行く。途中の酒屋でワインと水を買う。

今日は湯川さんの地元の友人と飲み会だったところにおじゃましたみたい。

鈴木さんの艇に来てた徐さん(上海生まれの中国人女性)が作ったマーボナスはなかなか珍で美味しかった。ナスは、油通しじゃなくて、アク取りでさらしたあと、電子レンジで加熱してから炒めたそうだ。なるほど。それで油が少ないわけだ。ダンナの病状に合わせた料理なんだそうだ。

やまびこ荘よりさらに山に入ったところから来た人の鴨のローストとそのソースは絶品というか、レストランで食べる味。ベリー系のソース。聞けば、プロの中華料理人だったそうだ。伊勢エビのつり方も教わる。

ペンション(伊豆子)オーナーの、パスタもうまかった。ヌイユ(きしめんみたいなパスタ)に、ドミグラスソースと煮込んだ牛肉。ソースが甘くてうまい。この甘さは肉のエキスの甘さだ。美味しい。

レンコさんのスペシャルカレーもうまい。みんなおなかいっぱいになっても、カレーは別腹。

それにしても食事持ち寄りパーティのレベルを越えた料理だ。このメンツの前で、私も料理をたしなむなんて言えないね。

徐さんとこも白井さんと同じく海洋計画。鴎翔で北硫黄島に行ってきたんだって。いいなあ。

除さんは船酔いしないんだって。

若手で洗い物。

2100頃みんなで帰る。

夕日を見る会の駐車場となっていた田子中学の校庭にはウチのクルマだけだった。

帰りにオカベに寄って風呂に入る。今日はいつもの女湯が男湯だった。

2210オカベを出て帰る。

雨が所々で強く降った。

0000頃自宅着。

風呂に入ってさっぱりしてきたのはいいが、疲れた。


【目次】 【戻る】 【次へ】