田子の入り江
0330起きの0415出発。まだ薄暗い。涼しい。 熱海回りのR80からR136経由。 0700出港。 萩谷崎の手前の室谷に行こうと思う。よければアンカリングしてこようと思う。
エンジン回転2,800rpmで対地速度が4ノット程度。そして時に3ノット台。遅い。これは船底がよごれているせいか。それとも逆潮か。引き波をみると対水速度はもっとありそうに思う。逆潮っぽいな。 だんだん暑くなってきた。すると水温ワーニングだ。ピーだ。ありゃりゃ。まただ。無負荷にして2,500rpmくらいでしばらく回して鳴り止んだ。 2,500rpmくらいで進むことに。艇速落ちるがしょうがない。対地速度は3ノット台。 しばらく走ると、また鳴りだした。 これはこまった。室谷まではまだ距離もある。あきらめて田子の入り江に行くことにする。ここも探険してみたいところだ。 0800松崎沖で転舵。 堂が島沖で転舵。 対地速度が5ノットを越えた。さっきの速度はやっぱり逆潮のせいだったんだ。実は、対水速度計もあるんだけど、つけてないのだ。 田子島の南から港に入るので、暗礁に注意しなくてはいけない。 チャートとコンパスを使って厳密に地文航法。 北側の入り江を眺めながら奥に入っていく。尊之島の内側にはもうパワーボートが何杯か来ていた。
感じのいい入り江があったので、ここでアンカリングすることにする。 岸に寄れるだけ寄って、そこから水深に注意しながら風上に向かって移動する。4艇身くらい移動したところで、水深は6メートル。4艇身(32メートルだが、丸めて30メートル)に対して6メートルだから、ここならスコープは5倍以上取れる。このポイントの4方向の景色をチェックして、覚える。再び同じポイントに戻れるように。 女房にも景色を覚えてもらって、舵を交代。入り江の中をゆっくりゆっくり回ってもらう。 その間にアンカーの用意。太いほうのチェーン4メートルと平打ちのアンカーロープ。アンカーはホールディングアンカーを使う。 用意ができたので、女房にポイントに向かってもらう。 ポイント付近で、バウから指示を出して微調整。 アンカーレッコしたら、ホールディングを解いてないのに気が付いて、すぐにアンカーを上げてレッコし直す。やれやれ。微調整が全く無意味。 風に流されるままにまかせて、水深4メートルくらいのところでクリートに固定。 アンカーの効きを確認してから、エンジンカット。 0912アンカリング完了。 オーニング展開。
冷たい麦茶。 女房は寝てしまった。私も寝ようと思ったが、アンカリングの状態が気になって寝れない。でも楽しい。 ジェットスキーや水上スキーを引いてるボートはうるさいけど、引き波はここまではこない。 おにぎりの昼食。 1230頃抜錨して帰港することに。 田子の湾内でアンカリングしているヨットがあった。脇を通るときに水深をみたら33メートルだった。ちょっと深すぎじゃないかと思う。 1330帰港。 解装してから、再びオーニングを展開してコクピットで休む。 安良里の港内をジェットスキーがバナナボート引いて全速。危ない。夏になるとこういうバカが現れる。港の海面は遊ぶところじゃなくて、フネが作業するところなんだぞ。 誰かが注意したのか、ほどなくいなくなった。 まだ少し早いが、帰ることにする。
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