奥津さん初練習
ヨットに興味を持ってくれた友人(奥津さん)に操船方法を教えることになった。今日からその練習である。 奥津さんは、朝6時少し前に迎えにきてくれた。
天気予報では雨降らないはずだったのだが、フネに着いたら小雨。まあ降っても降らなくてもおかしくない天気だ。降っても力のない雨だし、降らなくても降り出しそうな曇りだ。 テンダーを出すところから見本を見せながら手順を解説し、実際に唐草に行くまでをやってもらう。 その後、一人で倉庫岸壁2往復。1度上陸。テンダーを定位置に返して上陸して戻ってくるというのをやってもらう。 小雨がパラパラきた。 その間、私はデッキの鳥のフンの掃除。フンがフンを呼ぶのでフンは洗っておかなければならない。だいぶフンで汚れる頻度が上がった感じがする。生態系になにかあったのか。キャビン内に雨が入らないようにオーニングをかける。 中村さんに声をかけられたので、奥津さんが戻ってきてから一緒に挨拶にいって紹介する。「慎重そうだから、すぐうまくなる」、というようなお見立てをもらう。私の感じ方と同じだ。 その後雨が続くので、天気待ち。1時間くらい昼寝。 雨が止んだので、オーニングの水滴を飛ばして、残った少しばかりの水滴をタオルで拭く。その後少し乾かしてから専用バッグに収納する。 収納ののち、バースより出艇する。 手順と理由を一通り説明する。 埋め立て岸壁の鉄筋が処理されていたので、そこで離岸着岸の練習を行なう。最初に見本を見てもらう。その後すぐにやってもらった奥津さんの着岸一本目があまりにうまくて驚く。素人とは思えない。その後2本目から5本目までは、距離とスピード、舵角、挙動のコントロールがチグハグ。まあそれが普通だ。最初の一本目では本当に上手くて驚いた。 5本目終わったところで、もう一度見本を見てもらう。 勘所がわかってきたせいか、7本目あたりからコンスタントになってきた。都合10本練習した。 自分がお手本するときは、ひとつひとつの操作ごとにそうする理由を説明するが、奥津さんがやっているときは口出ししない。だいたい、言われてるほうは、そんなことは言われなくてもわかっているのだ。それができないから練習しているのだ。 奥津さんが離着岸の練習している間、私はマストのやや右側でボートフックを持って立っていた。ほんとにやばそうなときに、ボートフックで岸壁を突いた。10本中2回しか突いていない。だいぶスジがいい。昔の私よりも全く上手だ。 11本目は、着岸して係留の練習。ここで係留策のどうこうをやっても覚えきれないと思うが、なぜ、岸壁ぴったりに停止させなければいけないかがわかってもらえたと思う。係留策を持って岸壁に移る人のためである。その人がラクに移れるように操船しなくてはならない。 スプリングライン2本持って、岸壁に移る。それから前後の係留策を取って、長さを調整。 係留完了。
お湯をわかしてカップラーメン。 あの埋め立て岸壁は、もともと雰囲気のある入り江だったので、景色は最高である。ラーメンうまし。 埋め立て岸壁の廃屋網小屋を見てから出港。 出艇と着艇の練習を2回やった。 1445終了。日没2時間前までに1日の行動をすべて終了することを目標にしていることも伝える。 今なら日没が17時なので、3時終了を目標としてれば、なんかあっても明るいうちになんとかなるだろう。
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