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青空集会
日付 2005年11月27日(日)

天気 晴れ
風向 西 風力 3〜4 波高
行先 係留のみ
出港時刻 --:-- 帰港時刻(寄港)--:--
乗員 2名


8時15分艇着。

晩秋の安良里港

晩秋の安良里港

バウキャビンのハッチに紫外線を通さないフィルムを貼る。クルマ用のをホームセンターで買った。船内の木部の保護のためだ。

貼るのは初めてだったので、なかなか難しかったのだが、目的は達成した。でも素人の仕事というのがバレバレな仕上げである。

ひとつ気になったのは、フィルムから空気を抜き出すために、専用のヘラでしごいていたら、ハッチのアクリルが少しぐらついた。ぐらつくということはアクリルと枠のシールに問題ありそうなので、念のためアクリルとハッチの枠の間にバスコークを使ってシールしておいた。船齢も12年なのでシールやパッキンの劣化が目立つ頃ではある。そろそろハッチ交換も考えなくてはいけない時期なのか。でもこのハッチ高いんだよなあ。NJYの通販で8万円もする。とはいえ、雨漏りが始まったら待ったナシになるので、様子をみながら覚悟しておくか。

古いフネなので、木部の材料や仕上げが今のフネよりもいい。リベッチオの新艇よりも唐草の頃の木のほうが私の好みだ。大事にしたい。ケーンボートの石井さんには、メインキャビンの窓を遮光するためのカーテンも発注してある。これも木部保護のためだ。セティバースの布カバーなどは新規に作ってもそれほどの金額にはならないが、木工関連は高い。しかもこの艇に使ってあるような昔の材料を今買うとても高い。船内の木工は既製品ではないので、手間賃も相当かかるだろう。

セティーバースの布カバーが安く作れるのは、作るのに都合のいい場所で作れるからだ。フネの木工の場合は、職人がフネまで来ないといけない。ある程度は別な場所で作れるとしても、最後は現場に取り付けなくてはならない。それにはフネを移動させるか、職人をフネまで呼ばなくてはならない。どちらにしろそのコストが追加される。木部は大事にしたい。


今日は出港はしないが、エンジンを回す。フネに来たら必ず回すようにしている。

このエンジンは、始動に関しては当たりだったようで、いつでもどんなときでも一発でかかる。

このエンジンのハズレのところは、冷却水回りだった。

買った当初は冷却水のワーニングに悩まされた。石井さんや仁科ヤンマーのエンジニアといろいろやってみて、最終的にスルハルバルブを交換してからは問題なくなっている。毎年のオイル交換の他にも燃料フィルターを追加したり、冷却水ポンプ交換したり、きちんと手をかけているせいか、ホントに問題のないいいエンジンだ。というかこれが普通なんだろうな。


女房はもう昼寝している。私も横になる。

引き波で揺れる。フネでの眠りは浅い。浅く夢を見ながらの昼寝は極楽だ。特にこの季節は暑くも寒くもない。快適。快感。


今日は、泊地の環境について考えよう、というのをもう少し人を集めて話し合うことになっている。メンバーは、前回たまたま来てた人がなんとなく中村艇に集まって話をしていた人達プラスアルファだ。

その集会は13時からだけど、12時ころに中村さんのアルページの会のお茶会に混ぜてもらって時間を過ごす。

カレラ(アルページ)の飯山さんのフネを見せてもらう。艤装がいろいろと凝っている。ひとつのポリシーが感じられる。例えば、ハリヤードはマストで完結して、リーフはブームで完結している。そのためにブームにもウインチが付いている。すべてをコクピットにリードするという考え方もあるが、これもまたフネに対する負荷という点ではひとつの理想的な艤装だと思う。

フネの艤装はオーナーのポリシーが表れる。

全く同じプロダクションボートでも、中村さんはシンプル派だけど、飯山さんは凝ってる。どちらも中古艇で購入したそうなので、前のオーナーからの引き継ぎという部分があると思うけど。


13時から集会。

大人の集会だった。フネを個人で持ってる人達だからそれぞれ個性は強いが、会議慣れしてる人がほとんどだった。

女房が書記してくれた。

14時半終了。

飯山さんにテンダー借りてフネに戻る。

かるく片付けて、係留状況確認して15時頃帰る。最近は日が短い。


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