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香織さんの練習
日付 2006年3月12日(日)

天気 曇り時々小雨
風向 風力 0〜2 波高
行先 港内
出港時刻 --:-- 帰港時刻(寄港)--:--
乗員 4名


0900着

時々小雨だ。

小雨が

今日は奥津夫妻と練習の予定だ。

2人が来るのを待ってる間にパルピットを磨く。ホームセンターで買った「万能」がよく効く。ステンレスにうっすら浮いたサビ状の汚れがよく落ちる。

雨の合間をぬって、というかそれほどたいした雨でもないのでカッパは着ない。

2人がやってきたので、練習を始める。今日は、奥津さんの操船で、香織さんがバースからの出艇と着艇をアシストできるようになるのが目的だ。

バースを出て、港を一回りして戻って来る、というのを何セットか繰り返した。


話は変わるが、普通一般的に、クルーを募集しているフネはレース艇だ。応募した初心者の最初の仕事は「重し」だ。ハイクアウトだ。バランスに敏感なレース艇では、それはとても重要なポジションだ。しかし、初心者は自分のやっていることが艇速にいかに貢献しているかということがわからないと思う。

せっかくクルーになったんだ。シートも引いてみたかろう、ウインチも巻いてみたかろう、舵も引いてみたかろう。しかし、そういうポジションはなかなか空かないし、経験があり、理論を知っていないとなかなかまかされない。ヨットの各パーツの名前ももどかしいようではどうしようもない。

しかし、ここ安良里ではレースが行なわれない。ということは、前述の意味でのクルーという存在がない。セーリングスピードのためのスキルよりも、エンジンを使って一人で操船できるスキルのほうが重要だ。

一人で操船できる人と一緒に乗れば、オーナー船長になんかあっても、無事に帰港できるわけだ。純クルージング艇では、セーリングで艇速をかせげる人よりもエンジン使って離岸着岸、出港帰港できる人のほうがありがたいと思う。

私は、ディンギー上がりでレース艇のクルーなどもしていたので、エンジンとは無縁なヨットライフだった。そのため、私がクルーザーオーナーになったときは、セーリングのスキルしか持っていなかった。エンジンを使った操船については、まったくの初心者と同じだった。

レース艇では、クルーに離岸着岸の練習などさせない。上架艇を下架して浮かべたら、早速沖に出して、ブイ回りの練習である。練習が終わればミーティングしながら帰港して、母港に着いたらさっさと上架して、フネを洗って解散だ。

ブイ回りのレースと港を中心としたクルージングでは全く別のスキルが要求される。

レースもクルージングもどちらも大事なスキルだと思う。レースとクルージングはヨット遊びの両輪だし、それぞれのスキルや経験があればレースもクルージングもより楽しむことができる。

レースとクルージング。そのどちらにも共通して重要なことがある。それはワッチと落水しないことだ。それはヨットでもパワーボートでも同じだと思う。


1400離艇して帰る。

帰りにガイドブックで有名な松崎方面の蕎麦屋に寄ったが、これがまずい。蕎麦がダメ。ツユもダメ。宇久須のやぶ誠のほうが数段美味い。というか某有名店が不味すぎ。あんな店と比較対象にされた店は迷惑なくらいだ。すまぬ「やぶ誠」。


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