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回航3日目(那智勝浦から安良里)

日付 2006年6月29日(木)

天気 晴れのち曇り
風向 西より 風力 2〜3 波高 1.5〜
行先 安良里港
出港時刻 03:40 帰港時刻(寄港)--:--
乗員 4名


0300時起床。

各自適当にパン等食べて、支度をして0340時出航。


出港のオールハンズが終わって、今日は朝からワッチを組む。ワッチシステムは昨日と同じく1時間ワッチの2時間オフワッチ。

夜明けだが、まだ暗い

回航3日目の日の出

私の4時5時ワッチからスタート。

明るくなるにつれて、天気もよくなってきた。

太陽が見えてきた。雨に降られなくてすみそう


昼食は日清のきつねどん兵衛。どん兵衛は関西味のほうが美味いと思う。

Sさんがブームカバーで簡易日よけを作成。サイドステーからバックステーまでロープを渡して、その上にブームカバーを掛けて、雑策で固定。

日陰がありがたい。

風がより後ろに回ったとき、メインシートを出すとドジャーと干渉する。ドジャーの固定の方法に少し工夫が必要だな。

次のワッチでデッキに上がったら、暑いので風通しをよくするためだと思うが、ドジャーを倒してあった。これはソフトドジャーのメリットだな。

晴れると暑い

梅雨の晴れ間の航跡


1515時。いい天気。暑いくらいだ。1014HP。気圧は1時間前より1下がった。これまでずっと上がっていたが、これから下りか。

波もおだやか。風も後ろだ。快適。贅沢を言うならもうすこし涼しいとありがたい。

今は梅雨だ。雨が降らないだけで御の字だ。贅沢は口にすまい。

エンジンは2500rpm。おおむね6ノット台をキープしている。

風が追手のまま吹き上がってこれば、メインを下ろしてジブのみで行く予定。

1700時全行程の45%くらい消化か。

1800時カレーの夕食。

気象通報では、伊良湖岬で風速9メートル吹いているそうだ。ここらの風はあいかわらず3,4メートル程度だ。伊良湖の風は局所的なシーブリーズかも。

回航3日目の日の入り


我々が初めて岡崎造船に行ったときに、ハルが出来上がって内装をやっていた32フィートは、今回私が行ったときは琴塚の港に浮いていた。ということは、32フィート艇を作るのにかかる時間は3,4ヶ月くらいか。

その32フィートの艇名はWAI-KARE。

明日は姫路で進水式だそうだ。Sさんはそれに出席のため、安良里からとんぼ返りせねばならない。忙しい人だ。

WAI-KAREも現在回航中だそうだ。琴塚、姫路。播磨灘横断。

夜になったが、今日の遠州灘沖は夜光虫が少ないようだ。昨夜の夜光虫を女房に見せたかった。

女房はワッチ体制から外れているので、自主的に昼3ワッチ連続でつきあって、夜3ワッチ連続でつきあって話し相手になっていたようだ。合計6ワッチ。それ以外はフォクスルで寝ていた。夜、夜光虫は少なかったが、天の川が見れたのがよかったと言っていた。


街の明かりが低い雲に反射してそのあたりがとても明るい。

夜露がすごい。昨日とは全然違う。回りはびしょびしょだ。コクピットのチークも濡れている。セールがバサッとなると水滴が降ってくる。雨かと思うくらいだ。

梅雨なので雨を覚悟していたがここまで降られないとこのまま降られずに最後まで行きたい気持ちだ。


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