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備品積み込みとULF

日付 2006年7月8日(土)

天気 曇りのち雨
風向 南東〜南西 風力 0〜1 波高
行先 ----
出港時刻 --:-- 帰港時刻(寄港)--:--
乗員 2名


先代の唐草に積み込んでいた道具やら生活用品に我が家のリビングが侵食されていたが、今回だいぶ持ってきたので、あと1回持ってこれば、先代のぶんは全部フネに積み込めると思う。リビングもすっきりするだろう。

一気に運べないのはクルマが小さいせいだ。

今回運んだもの以外に、回航の際に岡崎造船に段ボール3箱ぶん送っている。先代の唐草には思っていたよりけっこうな量の荷物を積んでいた。


熱函道路経由で行く。途中「大関」でみそラーメンを食べる。ここのみそラーメンは実に美味い。

土肥のスーパー「アオキ」で夕食と朝食の材料を買う。

1230安良里着。

クルマから荷物を降ろし。テンダーに積み込み唐草へ。

フネに着くと石井さんからエンジンのプライミングポンプ交換完了との書き置きあり。

ほかにもエンジンに関して点検しておいたほうがいいところを前日に石井さんからファックスでもらっている。それらは全部やってもらおうと思っている。

岡崎で作ってもらったカーテンとプラスチモのハッチカバーのおかげでキャビン内が薄暗い。いい感じだ。船内の木部が日差しから保護されてる感じがする。

キャビン内は女房が片付けて、コクピットロッカーを私が片付ける。だいぶすっきりしてきた。

捨てるものも多い。相当年期の入ったロープがあるが、これらは捨てたほうがいいだろう。こんなロープじゃいざというとき頼りにならない。でも長いロープはもったいない感が高い。何かで使うかもしれないからバウのライジャケロッカーに入れておくことにする。ロープを捨てるには勇気がいるな。

ドジャー回りの景色

ひととおり片付いたので、もってきたワインをデキャンタする。

フネが一回り大きくなって収納が増えたせいか、荷物がほとんど片付いてさっぱりしている。むしろスカスカな感じすらする。すっきりさっぱりいい感じ。この状態で運用していきたい。

夕食のつまみは、ハムとアボカドとチーズ。それとハンバーグ風のツクネ。

小さいフネにはコンロじゃなくて電子レンジのほうがいいかも。いちいちエンジンかける必要はあると思うけど、温めるという機能にかんしては、湯煎よりも電子レンジのほうが効率的だと思う。

アボカドをクラッカーにたっぷり塗って、その上にハムを乗せて食べる。美味い。ワインも進む。

ワインも空いたし、日も落ちたし、そろそろ寝る支度をしようかという頃、外を見るとこちらに進んでくる足舟が。

誰かと思ったら折戸に移った鈴木さんだった。フネをこっちの造船所に回して改造工事中とのことだった。

で、友人を呼んで飲むので一緒にこないか、ということだった。鈴木さんは、先代の唐草(リベッチオ)が陸送されていくのを箱根新道で見たそうだ。

もう寝る支度をしようというときだったので、知らない人と会うのはちょっと億劫だなあ、と思ったのだが、しばらくぶりに鈴木さんのフネも見たいし、それに
「いいお酒があるんですよ」
の一言で行く気になった。

鈴木さんのいいお酒はそこらのお酒とは違う。きっと見たこともないいいお酒に違いあるまい。

一応手みやげとして、宮崎の鶏、いも焼酎4合びん、ほか簡単なつまみなど持って鈴木さんのフネに行く。

すでに先客が2組。1組は若いカップルで、もう1組は私と同年代が少し上くらいのカップルだった。

鈴木さんのフネのプロパンがカラになって使えないということなので、ウチのを取りに戻る。

で、その「いいお酒」がすごかった。黒龍のなんとかというのだった(その黒龍はかつて獺祭がYK25と呼ばれていたころの衝撃に近かった)。美味いよこれ。

年配の方が持ってきてくれたそうなのだが、若い方のほうが酒に詳しく、この酒をプレミアなしで買うことは難しいらしい。それにしても美味かった。こんな美味い酒を勧められままに飲んで、つまみは若いカップルのお土産だという尾鷲のカラスミ。ああ。幸せ。美味い日本酒にカラスミ。カラスミは私の大好物だ。

それらをやりつつ、鈴木さんがパエリヤを作った。いつものおいしいやつだ。

鈴木さんのフネにはオーブンがある。ある程度大きいフネになったらウチもオーブン欲しいなあ。オーブンがあると料理が簡単になるもんな。コンロみたいにあたりを汚さないし。

そんなこんなでとても楽しいひとときを過ごした。


若いカップルが、ウチのフネも見たいということなので案内する。

30分か1時間くらいウチのフネで世間話などする。もう我々はだいぶ眠くなってきていた。時計を見ると2230。ふだんとっくに寝ている時間だ。

カップルを鈴木さんのフネに送っていって、戻ってバースに横になったらそのままバタンキューだった。







日付 2006年7月9日(日)

天気 霧のち雨
風向 風力 0〜1 波高


昨日はだいぶ飲んだような気がするが、二日酔いにはならなかった。夜中にのどがかわいて一度起きたが、それ以外は特にふだんとかわらずに起きることができた。

0800頃鈴木さんが再び現れ、朝食を、ということになり、そのまま鈴木さんのフネに行く。

今日は霧がすごい。

朝食はホッケの焼いたのとめんたいこ(これは年配のカップルの奥様のお気に入りで、取り寄せたそうだ。美味かった)、卵焼きとおしんこ。それとごはんだった。

談笑しながら朝食。

若いカップルが早く帰るということなので、テンダーで送っていく。我々はそのまま唐草に戻る。

と、しばらくしてトイレに行こうと思ったら雨。傘をさしてトイレに行く。

雨脚は強まるばかり。

帰る支度をし、荷物にはビニール袋で雨対策をする。でも雨が強いので、しばらくキャビンで雨が弱まるのを待つ。天気予報では、午後から上がってくるらしい。

朝から一大イベントがあったのですこし疲れた。天気待ちしつつ休む。

小雨の安良里港

寝てしまう。

12時過ぎに雨が上がってきた。

鈴木さんのところにプロパンを返してもらいに行ったら、誰もいなかったのでそのまま外して持ってきた。

戻ってきた頃にはほとんど雨も止んだ。

1230帰ることにする。

霧は相変わらず晴れない。

どさん子でみそラーメンチャーハンセットと塩バターラーメンと餃子。尾根道は霧が濃そうなので、イチコクで帰る。

帰ってプロパンの件を鈴木さんのケータイに電話したら違う人が出た。番号変わったようなので、メールしておいた。

帰宅して、まずは風呂。いいね。我家の風呂。


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