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ウエストマリンで買ってきたもの装着

日付 2006年8月18日(金)

天気 晴れ時々曇り
風向 北より 風力 0〜1 波高
行先 係留のみ
出港時刻 --:-- 帰港時刻(寄港)--:--
乗員 2名


眠い。会社から戻って、準備を終えてさあ安良里に行こうというときに激しい眠気に襲われた。時差ぼけだ。それでもなんとか20時前にはウチを出て、0時前には安良里に着いた。途中あまりの眠さに女房に運転を替わってもらった。

フネに着いて、冷やした白ワイン。

時差ぼけに襲われたのは、出張のせいだ。

出張のついでに4カ所、5軒のウエストマリンを回って買い物してきた。その買ってきたものを取り付けたり使ったりするのが今週末の目的だ。


海外通販だと送料が高い。実店舗で買うと送料がかからないのはいいが、セールスタックスがかかる。サンフランシスコだと8.5%だ。これはけっこうでかい。カリフォルニア州内でも地域によって違うが、8%前後だ。

お店だと実際に見て買えるのがいい。でも実物見なくてもいいもの(カタログの写真でかまわないもの)は通販でもいいと思う。ウエストマリンは時々日本向けのバーゲンをしていて、そのときには10%オフで買えるし。しかもフリーダイヤルだし。


実際に行ってみた店舗は、サンフランシスコ、サンノゼ、パロアルト、サウサリート(2店舗)、サンタクルズの6店舗だ。

サウサリートといえば、サンフランシスコ湾のヨットの泊地としてとても有名なところだ。Google Earthでウエストマリンの店舗を上空から見るとサンフランシスコの店よりずっと大きい建物だったので期待して行った。しかしその建物のほぼ半分だけが店舗だった。品揃えはサンフランシスコの店とほとんど変わらない。

ウエストマリンの複数の店舗に行ってわかったことは、どの店舗も似たり寄ったりだということだ。会社の方針でレイアウトと在庫量が決まっているのかもしれない。

厳密には、レイアウトも在庫も店舗ごとに微妙に違うが、概ね一緒だ。私が行った範囲で突出して展示品が多かったり、店舗が広い店はなかった。

例えばスナップシャックルやブロックなどは型番ごとにひとつしか在庫してないことが多い。たまに2個以上あるのもある。客は在庫以外は注文で取り寄せる。だいたい2日くらいで入荷するようだ。店舗の在庫はサンプル的な意味合いが強いのかもしれない。

モノを実際に手に取って確認できるというのは良い。写真や寸法からは分からないバネの感じとか質感等から信頼性の違いみたいなものを感じることができる。

実店舗のいいところは、店によってはバーゲンしている品物があるので、欲しいものがその中にあればラッキーだ。

サンタクルズ店では、リューマーのウインチメンテナンスキット(グリスとオイルと筆とスプリングと解説本等付き)がバーゲン品だったので買ってきた。今のフネのウインチが重いので、オーバーホールしようと思っていたが、どんなグリスを使ったらいいのか悩んでいたのがこれで解消した。なんといっても私のフネのウインチメーカー、リューマーの純正グリスだ。

サンノゼ店では、迷いに迷ったがウイチャードのスナップシャックルを買った。1個$39.99。たけー。

ウイチャード社よりもロンスタン社のほうが安いのだが、スナップシャックルといえばウイチャードだ。ここは奮発してウイチャード社のにした。ロンスタン社のものもそんなに安くはないし。

このスナップシャックルは、ドジャーの補強ステーのところに使うつもり。今はラニヤードでやっているところをスナップシャックルで置き換える。ラニヤードは、フリーの走りのときに取り外しが面倒なのだ。上りになったらまたセットしなきゃいけないし。

補強ステーは左右2本なので、スナップシャックルも2つ買った。$39.99を2個である。買うかどうか迷う気持ちも分かっていただけると思う。

ショックコードは、ウエストマリンは高い。マリンサービス児嶋のほうが安い。日本はメータ単位でこっちはフィート単位。そこに為替があるので、計算面倒だったけど、せっかくなのでちゃんと計算しました。

BLUE SYSTEMS社の配電盤も買った。今のフネの配電盤は接触不良を起こしやすく、1カ所直すと別なところが接触不良を起こすという古い物なので、ケーンボートの石井さんの薦めもあって配電盤を交換することにしたのだ。古いものはヒューズ式なので、予備ヒューズを用意しておく必要があるが、新しいのはブレーカー式だ。

アクリルのワイングラスも買った。

フネでは、安いガラスのワイングラスを使っているので、グラスの格で言えば安くともガラス製のほうが上等である。

ところが、実際に使ってみると、このフネにはアクリルのほうが雰囲気なのだ。メガヨットにアクリルのワイングラスはあり得ないだろうが、この程度のフネだとアクリルのほうが雰囲気出るのだ。

そういえば、かつてニュージーランドでチャーターしたジャノーの42フィートでもアクリルのワイングラスだった。

「ヨット」じゃなくて、「セールボート」にはアクリルのほうが似合うのかもしれない。

不思議なことに、セールボート上では、ガラスよりもアクリルのほうが美味しく感じる。日常から離れた雰囲気のせいかも。ふだんの生活でアクリルのグラスに接する機会ってないもんね。


ちょっとだけ飲んで、あとはこれまた出張のついでに買って来たバカルディの8年もののラムに切り替える。これは女房のお気に入りで出張のたびに免税のを買って来る。

軽く飲んで寝る。







日付 2006年7月19日(土)

天気 晴れ
風向 南南東 風力 0〜2 波高 1.5〜
行先 安良里沖
出港時刻 16:15 帰港時刻(寄港)17:30
乗員 2名


時差ぼけが続いているのと、もともと早起きなせいで、明るくなってすぐに起きた。涼しいうちになるべく作業をしておこうというつもりだ。暑くなったら、日陰でダラダラして、夕方くらいにフネを出すつもりだ。

鼻緒付きのデッキサンダルも買った。滑らず快適。濡れてもかまわないビーサンのようなサンダルだ。ただ、底のパターンがデッキシューズっぽくなっている。

メインシートのブロック(滑車)も買ってきた。ハーケン社の定番ブロックだ。交換する。

旧ブロック 新ブロック

ドジャーのステーをラニヤードから、スナップシャックルに交換。

くどいようだが、このスナップシャックルは$39.99もする。買うまで相当悩んだ。こんな金具が約4,600円もするのだ。ステーは左右2本だから2個必要だ。合計9,200円だ。

メインシート用のハーケン社のブロックは高価でも、使用頻度の高い(セーリング中はずっと使っている)パーツだし、その能力については長年使い続けているのでよくわかっている。とりわけ、メインブロックとペアになったカムクリートが優秀だ。小さな力で簡単にクリートできて、外したいときは簡単に外れる。予想外のときに外れたことは一度も無い。ハーケンのカムクリートには、それだけ素晴らしい製品だということがわかっている。高いお金を出す価値がある。今回買ったものは、カム付きベケ付きのが$122.99, ブーム側に付けるのが $64.99。これは決して高価ではない。ハーケン社は米国のメーカーなので、米国で買うと安い。迷わず買える。

しかし、ウイチャードのスナップシャックルはフランス製だ。米国で買っても日本で買っても高い。ちなみに今回買ったものは、日本だと約6,000円はする代物である。とはいえ、シャックルである。$39.99は高く感じてしまう。がしかし。これをケチって無名メーカーの安物を使って大事故(1990年のニッポンチャレンジ)が起きているのだ。艤装品は名の通った実績のあるモノを使うのが安心だ。

スナップシャックル装着前
装着後

ラニヤードをスナップシャックルに交換。快適。

ワイルドジャイブ防止には、ブームバングのようにテークルにしたものでブームとトゥレールをつないでおく。これはまだ実際に使ってないので、どんな使い勝手になるかわからないが、理屈とシミュレーションではとても効果的なものになるはずだ。

暑くなってきたので、オーニングを張る。しかしまだ太陽が傾いているので、日陰がコクピットから外れている。太陽が南に行ってもいいように、オーニングをバックステーから垂らすようにしたい。ファスナーで追加できないかな。石井さんに相談しよう。

パルピットにダンフォースタイプのアンカーを取り付けておける金具も買ったので、装着しアンカーを取り付ける。

パルピット取り付け金具
朝食は昨日買ったサンドイッチと紅茶。プロパンを充填してきたので、熱い飲み物が飲める。

漁協の売店が開いたので、氷を買う。ポリタンに水を入れる。

女房が安良里のコンビニまで白ワインの追加を買いにいく。

二人で日陰に入って過ごす。

大音響で演歌。鳥羽一郎。

さんま船の船出

なにごとかと思ったら安良里のさんま船の出港だ。

テンダーに乗って見学に行く。五色のテープ。

さんま船は安良里港を何度か回って、テープを回収しつつ、サンマ船乗組員が港の人々に手を振ってから出て行った。

船出だ。

さんま船

さんま船が出て行って、港が静かになった。再び氷を買う。

うちからもペットボトル氷を持ってきているが、保冷庫が比較的大きいのでどうしても氷を追加したくなる。結局余るのだが。

今回はラム用にダイヤアイスも買ってあるし。

ワインクーラーに買ってきた氷を入れて、ポリタンの水を少々入れて昨日の残りのワインを入れて、冷やして飲む。

冷えた温度がごちそうだ。

そろそろ日も傾いてきたので、出港する。

今回の出港の目的は、メイン関連のロープ類を適切な長さにするためだ。フルセール。ワンポン、ツーポンごとに印を付けて、港に戻って適切な長さに切る。だいぶすっきりした。

解装。

キャビンで夕食。

ダイヤアイスとコーラとラムで、ラムアンドコーク。このグラスもウエストマリンで買ったアクリル製だ。つまみを入れた皿も裏側に滑り止めを施したメラミンの割れない皿だ。

暗くなって寝てしまう。

女房はペツルの発光ダイオードのヘッドランプでKAZIを読んでたそうだ。







日付 2006年7月20日(日)

天気 晴れ
風向 南より 風力 0〜1 波高 1.5〜
行先 係留のみ
出港時刻 --:-- 帰港時刻(寄港)--:--
乗員 2名


明るくなって起きる。デッキ回りの気になるところを調整するためにひと仕事。

6時半くらいでひとくぎりついたので、セティで横になる。

外はもう暑い。

女房は7時に起きて来た。

朝食をとって、船内片付けて離艇準備。

係留状況再確認。

いつものせせらぎの湯に行く。時間が早いので、途中のコンビニでおにぎりとお茶を買って、松崎港で食べる。

0900丁度にせせらぎの湯。ここは冬場が0830からで、夏場が0900からだ。逆のほうがいいのに。

一番風呂は気持ちいい。

0950せせらぎの湯を出て帰る。途中の大関ラーメンに寄ったが、休みのようだった。残念。小田原の「蔵」で塩ラーメンを食べる。ここはとても美味しいのだが、立地のせいでいつも空いている。今月くらいで店をたたんで、別なところに移るそうだ。移ったところでラーメンをやるかどうかわからないと言っていたのが残念だ。

鴨宮の「かのや」に行って、甲州種の白ワインとスパークリングワインを買う。ここは安くて美味いものを取り揃えているし、温度管理、光管理もしっかりしている。しかも安い。嬉しい。

で、安くて美味かったイタリアのスパークリングワインを買おうと思っていたのだが、名前がわからない。イタリアの安くて美味しいスパークリングワイン、と言っただけで、こないだ買ったのと同じのが出て来た。

これを2本買う。

もっと買って、夏場は毎回もってってもいいかも。

私はどうもスパークリングワインと相性がいいようだ。フネではビールのレギュラー缶2本は手強いが、発泡ワインなら、ボトルに半分くらい飲める。それにあまり酔いが回らないし、翌日残らない。

ビールは酔いから覚めるときの頭痛が辛い。

それにしてもフネはやることがたくさんあって、楽しいなあ。


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