2115フネ着 我家の定番発泡ワイン、ピノシャルドネを開ける。これはもう唐草のハウスワイン(ボートワイン)だな。 軽いつまみを食べながらおしゃべり。 ボトルが空いたので寝る。
風が強い。 港内でも白波だ。
ハンディGPS用の計器板作成。 コンパニオンウェイ(キャビンの出入り口)の手すりに穴を開けただけなので、それほどたいした工事ではないのだが、電動ドリルで穴をあけるときはちょっと緊張した。ポイントになるところにキリで下穴あけて、細いドリルでその穴を貫通させ、それから本番の10mmドリルで穴をあけた。穴の反対側に捨て板を当てて、バリが出ないようにした。
ここに至るまで長かった。 いままでGPS用の計器板は、コンパニオンウェイの差し板を使っていた。今回のフネには岡崎造船で作ってもらったチーク合板の計器版用の差し板がある。それにGPSのブラケットをネジで止めて、回航ではそれを使っていた。
このフネに乗り始めて、岡崎造船らしいと思うことはいくつかある。そのうちのひとつが、保冷庫の底に敷くチークの "すのこ" だ。これがあると、食品がびちゃびちゃにならないというメリットがある。そういう機能的な面よりも不定形な形状に合わせた専用のチークのすのこ、というのがうれしい。そういうこまかい細工が、フネに対する心遣いが嬉しい。
話を戻して、差し板の計器板だと航海中に差し板を差した状態で使うことになるので、キャビンへの出入りの際には差し板を跨がなくてはならない。これがたいへんに不便なのだ(リベッチオの頃からやっていたのだが、すべての人(私を含む)に不評で、回航のときは途中で外されてしまった)。 差し板方式以前は、GPSをドッグハウスにベルクロで取り付けるようにしたこともある。これだとシートが引っかかったり、人が引っ掛けたりして、GPSを落とすことがあった。 ハンディGPSをコクピットに固定したい。積年の懸案だった。 FURUNOやKODEN製の固定を前提とした製品を水深計のようにドッグハウスに取り付けるのが一番いいのだが(そういうGPSには、専用の紫外線カバーも付属してるので付けっぱなしでも問題ない)、いかんせんそれほどの予算はない。機器と工事費合わせて50万円で収まれば御の字という金額だ。とても出せない。 ドッグハウスに取り外し可能な簡単なブラケットをとりつけようかとも思ったが、そのブラケットの紫外線対策をしないといけない。つまりブラケット用のカバーが必要になるということだ。 設置しようと思っているハンディGPSのブラケットにはそんなカバーはないので、カスタムで作る必要がある。それにドッグハウスに自分で穴を空けるのは水漏れの心配があるのでやりたくない。 で、今回のような設置を考えついたのだ。 ハンドレールに穴を空けると、その穴に水が入って木が痛むかとも思ったが、ハンドレールはチークなので大丈夫だろう。チークは水に強い。 今日は女房が夕方から用事があるので、昼過ぎには離艇して帰ることに。
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