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97.09.00

西伊豆は保管業者がけっこう強気の商売をしているらしい。三浦半島のほうは、バブルがはじけてから景気の良くない話が多い。フネの売れゆきが悪いところにもってきて、バブルのころに計画されていたマリーナが続々完成してきている。例えばコーチヤの対岸に住友系列のベラシスが出来たし、磯子には横浜ベイサイドマリーナもできる。しかもベイサイドマリーナには拡張計画まである。フネを保管するためのスペースは供給過剰になりそうな勢いである。

保管業者も以前のようにイバっていられなくなっている。フネを置くのに保管業者の面接を受ける、なんていうことはもうないだろう。誰でもいいからフネ置いてくれ、って感じかもしれない。

でもクラブとしてそれなりの環境を保つには、保管業者の面接は無くても、クラブ員2名以上の推薦、とかそういうのは残しておいて欲しいと思う。

とはいえ、民間業者のマリーナの年間の置き場代は私程度の給与所得者にとっては高価なことにかわりはない。30フィートで年間80万円といったところか。


そんな中で、西伊豆の安良里という港が係留艇を受け入れているという話を聞いた。安良里。初めて聞く地名だ。地図を見ると西伊豆の松崎と土肥の中間くらいにある。港の形は、どの向きから風が入っても波が港内に入ってこない極端なドッグレッグの形をしている。近くには堂が島や黄金崎といった観光名所がある。

地図からわかることは、港の形はばっちりで、デイセーリングで行ける風光明媚なポイントがたくさんある、ということだ。これはなかなかいいところじゃないか。

なかなかいい感じなので、もう少し詳しく調べてみよう。マップファンで小田原から安良里までの距離を調べてみた。距離約85Km。かつて毎週のようにテーザーに乗るために通っていた三浦半島の野比までは約60Km。安良里よりも野比のコンパスポイント(CP)のほうが25Kmも近い。ちなみに以前住んでいた福生から野比が約70Kmなので、福生からCPよりも、小田原からCPのほうが近い。

小田原から下田まででも85km。沼津の重須までだと50Km。伊東までだと40Km。

考えようによっては安良里までたったの85Kmとも言える。


よし、実際に安良里に行って見てこよう。


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