97.09.09 さて、どうする。どうやってフネを買う? こういうことは経験者に聞いてみるのが一番だ。身近にクルーザーを買った友達がいるので、彼に聞いてみることにした。 友達というのは、ディンギーでレース活動していたときの相棒だ。彼とは世界選手権に3回出場した。そのうち2度は海外遠征だった。 初めての海外遠征(1988年。豪州)の最大瞬間風速的な順位は、出場艇数約110杯中3位だった。上マークを回り、サイドマークに達するころに後ろを振り向いたときの景色は忘れられない。 青い空と青い海をバックに およそ100艇以上のフネが 我々の後ろに 縦一列に 並んでいるのだ。私はこの景色を棺桶まで持って行くだろう。それほど強烈な印象として覚えている[1]。このレースでは、その後6艇に抜かれ、最終的な順位は9位だった。だからどうした、ということはなにもない。一生懸命がんばって練習してたら、本番では運良く我々の得意な風域/海況が揃っていたということだ。実力の順位ではなかった。いいもの見せてもらったな、という気がする。 [1]:ヨットレースをやる方なら想像できると思いますが、相当すごい景色でした。日本で100杯を越すレースなんて数少ないですからね。 やがて相棒は会社を起こし、結婚し、レース活動から離れ、クルーザーを購入し、現在に至っている。 その彼をやりとりしたメールを以下に載せます。メールを掲載する許可は得ています。
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