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セールはいつでもスタンバイ
日付 2001年6月16日(土)

天気 曇り
風向 東北東 風力 0〜5 波高 0.5〜1.5
行先 戸田の先沖
出港時刻 09:30 帰港時刻 14:30
乗員 2名


0630出発。熱海経由。そろそろ渋滞の季節かと思っていたが、意外と混んでなかった。

0830唐草着。艤装。

エンジンかけてアスタンに入れ、水路に出る。バウを造船所のほうに向ける。水路の奥から出て、係留場所の後ろの水面でセールアップしようという作戦だ。

水路を少し進んだところで、エンジンのワーニング音。「ピーー」。

と同時に「あっ、バルブ忘れた」と女房が叫んでキャビンに入っり、エンジンカットして冷却水バルブを開けた。こういうときは、エンジンはカットせずにバルブだけ開けて、エンジンに冷却水を回したほうがいいんだろうか、それともカットしてエンジンを冷やすのがいいんだろうか。

エンジンが止まり、艇は狭い水路を惰性で進む。

風はアビームよりやや追っ手方向。

すかさずその場でセールアップ。メインシートを緩めて、ティラーを足の間にはさんで、メインハリを引く。セールはスルスル上がる。ウインチを使わないで引けるところまで引いてから、女房にメインハリをロックしてもらう。

メインハリからメインシートに持ち替えて、水路内を帆走で進む。フネは音もなく進んで行く。こういうとき、ダブルハンドだと安心だ。

このとき、フネが風に向かっていたとしたら、惰性で旋回して、風を追っ手方向にしてからセールアップだな。セールが少しでも上がればコントロール可能な行き足が付くので、風下方向なら自由に動ける。でもまあ実際には状況次第ってとこかなやっぱり。港の中で風は振れ回るし。

水路を出て、広い水面に出てセールを整える。

しばらくしてからエンジンスタート。

0930出港。

今日は土肥で人に会う予定なので、土肥に向かう。向こうもヨットなので、予定は予定だ。お互いの自艇の都合が最優先だ。

風が東のほうからそよそよと。

回り崎をかわしたところで、キャビンで休ませてもらう。

しばらくすると、風があがってきたみたいなので、デッキに戻る。ジェノア展開。

帆走開始。

土肥の吹き出しだ。風向は東北東。

ますます風が上がる。ワンポン。シングルラインでコクピットからリーフできる。でもリーチがうまくブームにつかない。一杯に引いてもだめだ。

あとで気が付いたが、ブームが下がってたからだ。リーフする前にブームは持ち上げておいたほうがいい。ブームを手でサポートしてリーフロープを引くときに、上向きに持ち上げてやるとよい。

ジェノアを縮帆。

まだまだ風が上がる。これでもオーバーパワーだ。

2代目唐草初のツーポン。これで適正パワーになった。ワンポンでもフットを浅くできれば、ワンポンでも大丈夫だったと思うが、フットを強く引けなかったのでツーポンにした。

リーフしたセール


この縮帆作業のフォーメーションは、舵以外の作業が私で舵は女房。とはいえお互い手探りなので、スムーズには行かず、いろいろ学習することがあった。勉強になった。よかったよかった。

土肥を越えたらまた風が落ちてきた。

ワンポンに戻す。

どんどん風が落ちた。

フルメイン、フルジェノアに戻す。

とうとう風がなくなった。

ジェノアを巻いて、機帆走。

土肥で会おうとしていた人は、トラブルのため出港できないという連絡があり、夕方に陸で食事でもしましょうということになった。

戸田近くまで北上していたが、転舵して安良里に帰ることにする。

あの岬の向こうが戸田


土肥の吹き出しまで戻ったころに、吹き出しではなくて、南からの風が上がってきた。

帆走。

逆潮のせいで速度が出ない。3ノット台だ。

機帆走で直接安良里をねらうことに。それでも3ノット台後半から4ノット台前半。

藻も多い。

1430安良里港着。

解装してから、磯の宿で食事。

食事を終えて、軽油を買いに宇久須のJOMOへ。

18Lって言ったのに20L入れてきた。そんだけ入るポリタンだからまあいいか。

唐草に戻って給油。

1730離艇して帰る。

帰ってから、岩瀬さんに教えてもらった、シャトーマルゴーのパピヨンルージュのセカンド[1]を飲んだ。美味かった。これが3,000円だったら、ホント、箱で買っちゃうね。

やまやの通常価格で4,980円。

[1]:このワインがとても気に入ったので、やまやで安売りのときにまとめ買いしている。我が家では、普段は千円ワインだが、なにかいいことがあったときにこれをあけている。


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