セールはいつでもスタンバイ
0630出発。熱海経由。そろそろ渋滞の季節かと思っていたが、意外と混んでなかった。 0830唐草着。艤装。 エンジンかけてアスタンに入れ、水路に出る。バウを造船所のほうに向ける。水路の奥から出て、係留場所の後ろの水面でセールアップしようという作戦だ。 水路を少し進んだところで、エンジンのワーニング音。「ピーー」。 と同時に「あっ、バルブ忘れた」と女房が叫んでキャビンに入っり、エンジンカットして冷却水バルブを開けた。こういうときは、エンジンはカットせずにバルブだけ開けて、エンジンに冷却水を回したほうがいいんだろうか、それともカットしてエンジンを冷やすのがいいんだろうか。 エンジンが止まり、艇は狭い水路を惰性で進む。 風はアビームよりやや追っ手方向。 すかさずその場でセールアップ。メインシートを緩めて、ティラーを足の間にはさんで、メインハリを引く。セールはスルスル上がる。ウインチを使わないで引けるところまで引いてから、女房にメインハリをロックしてもらう。 メインハリからメインシートに持ち替えて、水路内を帆走で進む。フネは音もなく進んで行く。こういうとき、ダブルハンドだと安心だ。 このとき、フネが風に向かっていたとしたら、惰性で旋回して、風を追っ手方向にしてからセールアップだな。セールが少しでも上がればコントロール可能な行き足が付くので、風下方向なら自由に動ける。でもまあ実際には状況次第ってとこかなやっぱり。港の中で風は振れ回るし。 水路を出て、広い水面に出てセールを整える。 しばらくしてからエンジンスタート。 0930出港。 今日は土肥で人に会う予定なので、土肥に向かう。向こうもヨットなので、予定は予定だ。お互いの自艇の都合が最優先だ。 風が東のほうからそよそよと。 回り崎をかわしたところで、キャビンで休ませてもらう。 しばらくすると、風があがってきたみたいなので、デッキに戻る。ジェノア展開。 帆走開始。 土肥の吹き出しだ。風向は東北東。 ますます風が上がる。ワンポン。シングルラインでコクピットからリーフできる。でもリーチがうまくブームにつかない。一杯に引いてもだめだ。
ジェノアを縮帆。 まだまだ風が上がる。これでもオーバーパワーだ。 2代目唐草初のツーポン。これで適正パワーになった。ワンポンでもフットを浅くできれば、ワンポンでも大丈夫だったと思うが、フットを強く引けなかったのでツーポンにした。
土肥を越えたらまた風が落ちてきた。 ワンポンに戻す。 どんどん風が落ちた。 フルメイン、フルジェノアに戻す。 とうとう風がなくなった。 ジェノアを巻いて、機帆走。 土肥で会おうとしていた人は、トラブルのため出港できないという連絡があり、夕方に陸で食事でもしましょうということになった。 戸田近くまで北上していたが、転舵して安良里に帰ることにする。
帆走。 逆潮のせいで速度が出ない。3ノット台だ。 機帆走で直接安良里をねらうことに。それでも3ノット台後半から4ノット台前半。 藻も多い。 1430安良里港着。 解装してから、磯の宿で食事。 食事を終えて、軽油を買いに宇久須のJOMOへ。 18Lって言ったのに20L入れてきた。そんだけ入るポリタンだからまあいいか。 唐草に戻って給油。 1730離艇して帰る。 帰ってから、岩瀬さんに教えてもらった、シャトーマルゴーのパピヨンルージュのセカンド[1]を飲んだ。美味かった。これが3,000円だったら、ホント、箱で買っちゃうね。 やまやの通常価格で4,980円。
|